縁結びお守りのご縁で「それ町」TV第6話レビュー
※番組HP(BS-TBSでもやってるようです)
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この他にも、男子生徒(真田)の家に女子(嵐山と辰野)が、いきなり来るというので男子がHな本を隠してパソコンのマズいデータを削除する場面とか、独り 暮らしの女子(紺)が、防犯のために表札に父親の名前をつけていたり、一人で風邪をひいてうなされていたり、アパートの名前が「河井荘(かわいそう)」 だったりと、たぶんファンには周知のネタなのだと思われますが、初めて見る都会の独り暮らし経験者には、なかなか心の琴線にふれる演出が多くて楽しめました(シーサイド店長の磯端ばあさんが独居なのはちと心配ですが)。
そういえば、紺先輩の部屋にあった置物が、”「金色夜叉」・貫一がお宮を蹴っとばすの図”でしたが、これはなんででしょう? それと、歩鳥が自分のHPの表紙に使おうとしたイラストには「おいでませ」(いらっしゃい)と書いてましたが、これは山口かどこか西日本の方言だろうと思いますが、原作者の石黒正数氏の地元福井でも使うんでしょうか? 東京の人はあまり使わないような・・・。
パロディ・ネタもS.W.のジェダイの暗黒面の話とか、スキャナーズ(1981年公開の映画の題名)とかサラダ記念日(俵万智の現代俳句集のベストセラーの名前。1987年出版)の話とか、私的にはツボに入るんですが、これはやはり深夜アニメを見ている世代向けかな?
深夜に放送が移ったケロロ軍曹「乙」(宇宙戦艦ヤマトやファースト・ガンダムのパロディ、サラリーマンネタのギャグが多い)と同じで、30代以上でないとピンと来ない話題が多いような気がします。作り手が、まさにその世代なのでしょう。
紺先輩の部屋でエレキギターの大音響で紺・歩鳥・タッツンの3人がひっくり返るところはスヌーピーのキャラクターがひっくり返るところみたいだったし、とにかく、こまかいところまで目が離せないです。
私は「それ町」はTVが初めてなので、声優さんの演技力もなかなか気に入っています。特に主役の二人(嵐山歩鳥:小見川千明、辰野トシ子:悠木碧)の掛け合いの調子はコントみたいで、いい感じです。
もちろん、この辺は意見が必ず分かれるところで、私もかつては高橋留美子原作の「うる星やつら」や「めぞん一刻」がアニメ化された時は(世代を感じるな…)、「イメージ違うなあ」と思ったものですが、やはりTVから入った友人は全然違和感ないみたいでした。
ところで、坂本真綾が歌うオープニング曲の「DOWN TOWN」は、山下達郎作曲で、以前、シュガー・ベイブやEPOが歌っていたのに比べるとテンポが少し速い感じです。
昨年あたりにネットではやった「ウッーウッーウマウマ」ダンスが、元曲の「Caramelldansen」(Speedycake Remix)のテンポを相当あげていたのと同じ現象かなと思ったりします。
私はシャーロック・ホームズのファンでも(一応)あるので、女子高生”探偵”の”町ネタ”のこの作品は、これからも楽しみです。
*以下にも参加しています。
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