東日本で大震災
2011年3月11日午後、東北・関東地域で大きな地震(東北地方太平洋沖地震)がありました。巨大な津波も発生しました。被害に遭われた皆様には衷心からお見舞い申し上げます。マグニチュードは国内観測史上最大のM8.8(アメリカの発表ではM8.9、13日の気象庁発表ではM9.0)、仙台では震度7を観測したとのことです。
*「ウェザーニューズ」社の「東北地方太平洋沖地震」特設サイト
※屋外での災害情報収集はワンセグのテレビがなければ、ラジオが便利です。
携帯電話とそのネットはあくまで電話通信網を利用するので、災害時はインフラが被害を受けたり、通信量過多でつながりにくくなります。
音声通話は特に困難で安否情報は災害用伝言サービス(NTT 171 他)かEメールがよいです。
今では数も減ったので行列になりますが、公衆電話(回線が優先的に確保されている)が災害時は無料となります。
また、帰宅が困難になった場合、公共機関等が避難所を臨時開設したり、コンビニや自販機が水・簡易食料等を提供してくれる場合があります。イメージと違い、ガソリンスタンドは(建築基準が非常に厳しく、災害時の指導も受けているので)安全です。トイレを借りられたり、道を尋ねたりできるはずです(もちろん、ガスタンクや工場の近くは危険です)。
ただ、放送でも言われているように、災害直後や夜間に無理に移動するのは危険です。
特に頭上(落下物、崩れそうな壁やブロック等)や足元(くぎやガラス、落下・転倒障害物、地盤陥没・液状化など)、火災や有毒ガス、海や川の近くなら津波、暴漢等には注意が必要です。※
東京では震度5強だったようで、揺れの時間が長く、私は乗り物酔いをした時の様な感覚を覚えました。我が家では、家電品などは固定していたので大丈夫でしたが、積んであっただけの書籍やDVDが散乱。崩れた本が戸に挟まってしばらく開かなくなった時は少しあせりましたし、ただこれだけのことでも片づけには数時間もかかりました。また、ガスのマイコンメーターが揺れを感知して自動停止していました。復旧操作は簡単でしたが、初めてなので最初は当惑しました。
近所のスーパーや商店、図書館も営業時間を短縮したり、臨時休館していました。また、営業していてもエレベーターが使えなかったり、ビルの外壁に異常が生じて、頭上注意の立ち入り禁止エリアが設定されているところもありました。
残念ながら、津波被害や火災、交通網・通信網の混乱、停電等、現在も被害は拡大している模様です。今後も大きな余震・津波・ダメージを受けた建物等の崩落、インフラや流通の障害による混乱、ケガ等、いろいろな危険があります。皆様もくれぐれもご用心ください。
*追記:3月12日には、新潟・長野地方でも震度6強の地震があり、断続的に余震が続いています(海外のニュースでは「冬季オリンピックがあった長野でも地震」と報じられていました)。豪雪が残っていて雪崩も発生した模様です。被害が最小にとどまることを祈るばかりです。
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