部内報(?)でも国際的な米軍メディア
6月9日、フジテレビの「米軍が”オスプレイ”という航空機を沖縄に配備予定」というニュースの中で、”Pentagon Channel”というニュースの画面が映っていました。
同局はアメリカ国防総省(ペンタゴン)が運営する軍事ニュース専門チャンネル。衛星を使って世界中に放送しているそうで、アナウンサーも軍服姿という、まさに「軍の国際放送局」そのもので、もちろんネットでも配信されています。
(ペンタゴン・チャンネルのHP。ライブのストリーミングもやってます。過去ビデオには”Operation Tomodachi ”=トモダチ作戦:東日本大震災での米軍の救援活動のニュース映像も)
米軍のメディアといえば、英語の勉強に利用する人も多い”AFN”(American Forces Network=米軍放送。 在日米軍兵士向けサービスの旧名は”FEN”:Far East Network=極東放送)が有名ですが、活字メディアでは”Stars and Stripes”=星条旗新聞というのもあります。
なにしろ、米軍は世界中に展開・駐留しているので、”部内向け”の機関紙や、企業の社内報に相当する各種メディアも、世界中に取材網を持ち、発信も全世界向けで、その規模、恐るべしです。
ちなみに、日本の防衛省・自衛隊の純粋な部内メディアは、各部隊報や父兄会のしかなくて、(地元向け部隊広報紙という位置づけでもあるので)別に秘密ではないですが一般の人が目にする機会はめったにありません。
かわりに準機関紙(防衛省共済組合の機関紙)の「朝雲」(「防衛ハンドブック」や「自衛隊装備年鑑」を出しているところ)とか、「防衛ホーム」というメディアなら比較的容易に見ることができます(ネットなどで注文可能)。
ロシア軍(旧ソ連軍)の「赤い星」や中国人民解放軍の「解放軍報」ほどには有名ではないですが、じゃあ、英軍やフランス軍、ドイツ軍や韓国軍の機関紙誌が外国でも有名かと言われれば、そうでもないので、順当なところでしょう。
ちなみに(ネットで調べてみると)、英陸軍の機関誌が”SOLDIER”(ソルジャー)、ドイツ連邦軍機関(広報)誌が”Y”(イプシロン)で、その他は…今後調べていきます。
このほか、ニュースを毎日流すわけではありませんが、防衛省・自衛隊ではYouTubeでも専門チャンネルを設けて広報に努めています。
最近では、民間でも海外に事業展開する多国籍企業が、各国語で社内報や従業員向け映像コンテンツを製作する時代になっているようで、”社(部)内報”ですら国際化するのが現代の流れのようです。
(*各媒体名をクリックすると、それぞれのHPへジャンプします)
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