横須賀 ・ 日米基地同時一般開放に行ってきました。
※海自横須賀基地の護衛艦いかづちの魚雷発射管に入っていたアンパンマン。サマーフェスタは以前はちびっこヤング大会といっていたので、子供来場者へのサービスは今でも健在です。*写真をクリックすると拡大表示します。以下同じ*
2011年8月6日、「よこすか開国祭」に合わせて行われた「日米基地同時一般開放」(○海上自衛隊横須賀地方総監部のヨコスカサマーフェスタ2011:旧名・ちびっこヤング大会 ○田浦にある船の機関整備等を教育する海自第2術科学校のオープンスクール ○在日アメリカ海軍横須賀基地のネイビーフレンドシップデー2011)に行ってきました。
暑いしやけどなみに日焼けするし一日中歩いてくたくたでしたが、なかなか見応えのあるイベントでした。
ちなみに、今回のヨコスカサマーフェスタでは、かなり多くの、(携帯やスマホなどではなく)本格的なカメラを持った比較的若い女性が、それも熱心に撮影をしていたのが印象的でした。おじさん・にいさんのカメラ(元)小僧は全然珍しくないですが、これは今までの自衛隊イベントではあまり見なかった光景で、デジカメの普及と自衛隊の災害派遣での活躍による社会的評価の高まりが相まった結果かもしれません。
参考記事 : 潜水艦「おやしお」(海自・横須賀基地)(2010.12/21)(一部昨年のサマーフェスタの様子など)
海自のヨコスカサマーフェスタは去年に比べ心なしか人出が少ない感じでしたが、米海軍基地ネイビーフレンドシップデーの方は、基地内から「よこすか開国祭」の花火見物もできるとあって浴衣姿の人も多く、入口の手荷物検査が(海自に比べても)極めて厳重にもかかわらず、大変な盛況でした。
※海上自衛隊横須賀地方総監部庁舎とヘリコプター搭載護衛艦ひゅうが(左)と砕氷艦(南極観測船)しらせ(右・下部がオレンジ色の船)。
※防衛弘済会などの各種出店と奥に見えているのが厚生棟。おみやげや食事はこちらで。
※護衛艦ひゅうが&SH-60J(K)ヘリコプター(上の写真)。ヘリの方は、最近の災害派遣で過酷な任務が続いたのか、機体がすすだらけでした。下の写真はひゅうがの後方から見た全景。
※護衛艦いかづち(手前の艦番号107)と試験艦あすか(艦番号6102)。
参考記事 : 「船の科学館」の本館が9月いっぱいで休館に。(2011.7/12)
※護衛艦ひゅうがのヘリ甲板の混雑の様子(上の写真)と航空機用昇降機(エレベーター)の体験搭乗の様子(下の写真)。下はその稼働状況の動画(注意!! ヴィーヴィーヴィーヴィーと警報音が鳴り響きます!ですが、”一応”ハイビジョン)。
※上の写真4枚は、SH-60J(K)ヘリコプターによる救難訓練展示。しらせ艦上から写す。下はその動画(注意!! こちらはヘリのローター音がします! これも”一応”ハイビジョンですが、ズームアップ時の手ぶれスミマセン)
。
※放水展示が終わって観客に挨拶をする自衛隊のマスコットキャラクターのピクルス王子とパセリちゃん。かぶりものが暑いのにご苦労様です。
※上写真4枚:東日本大震災・原発事故災害派遣関係の展示。
※護衛艦”ちびしま”。ちびヤン大会ですから。
※海自横須賀基地Y(吉倉)桟橋に係留されている、右から、砕氷艦しらせ、護衛艦いかづち、試験艦あすか、護衛艦やまゆき(艦番号129)。
※護衛艦やまゆきのマストに掲げられた新型の旗流(きりゅう)信号・・・ではなく鯉のぼり。
※護衛艦いかづちにあった短魚雷発射管のエヴァンゲリヲン・テイストの説明板。NERV・NAVY(ネルフ・ネイヴィー)か?
※砕氷艦しらせで、南極の氷に直に触れる子供たち。塩分を含まないのです。
※節電の夏対策の新兵器”屋外用可動式ミスト噴霧機付大型扇風機”(名称は想像です)。
※潜水艦たかしお。艦内見学は事前申込の抽選当選者だけでした。
※海自第2術科学校。庁舎のある田浦のオープンスクールの会場までは横監のサマーフェスタ会場・厚生棟前からシャトルバスで8分ほど。この学校は、船の機関、電機、応急工作、さらに、情報、技術、電算機、外国語といった部門のエキスパートを養成する学校です。自衛隊にはこうした専門教育をする学校がいくつもあります。
※ガスタービンエンジンの仕組みの電子表示板(上)と護衛艦たかなみ型機関操縦訓練シミュレータ装置(下)。
※上3枚の写真は、内燃実習場で行われた小型機関整備実習(小型ディーゼルエンジンの分解・組立)の展示。女性隊員もいて、司会の教官によると女性の方が手先が器用で上達が早いとの由。
※「海軍機関術参考資料室」の公開。東郷元帥や山本元帥ゆかりの品、海軍で英語を教えていたころの芥川龍之介の写真や教科書、旧海軍機関学校関連の各種資料などが多数収められていました。表札の隣のガラスに映っているのが自分です。
※第2術科学校の売店で売られていたおみやげ各種。パンの缶詰やクッキーなど最近は自衛隊土産も種類が豊富です。
※フジテレビのクルーがサマーフェスタ・オープンスクールの両会場とも、あちこち、かなり丁寧に取材をしていました。これは護衛艦用大型機関の展示。
※アメリカ海軍横須賀基地の入り口。フレンドシップデーの一般客の入り口は三笠公園口で、サマーフェスタの会場からは30分ほどは歩くし、そもそも海軍基地というのはどこでも非常に広いので大変疲れました。
※入口の手荷物検査。所持品は全部出してチェック、金属探知機の感度も敏感という、空港以上の厳しさ。日本人がやってますが、軍服を着たいかつい方々がしっかり検査してました。もちろんアメリカ兵も警備していますが、こちらは記念写真をいっしょに撮りたい一般客からひっぱりだこの人気者。
※米海軍横須賀基地のフレンドシップデーは装備品展示よりも模擬店やイベントが主体なので、来場者に人気なのはアメリカン・フード。全部がアメリカサイズで、お土産に大きなピザの箱を抱えた日本人来場者が何人もいました。
(DDG-82ミサイル駆逐艦ラッセンの公開はしていたのですが、受け付け締め切りまでに入れなかったので、残念ながら見られませんでした)
※原付バイクで走る日本のお巡りさんと、駐車しているのは基地内警察のカート(左の写真)。右の写真は旧日本海軍時代のものがそのまま残る「横須賀海軍病院」の表札。
※(上3枚)米海軍横須賀基地に隣接する三笠公園の記念艦・戦艦三笠。緑の銅像が東郷元帥。三笠公園でもよこすか開国祭の花火大会に備えて、大勢の警備員さんが各所で警備の打ち合わせをやってました。
◎関連リンク :
*”ここはヨコスカ”(横須賀集客向上実行委員会)のHP
*海上自衛隊横須賀地方隊のHP
*海自第2術科学校のHP
*在日アメリカ海軍横須賀艦隊司令部のHP(英語)
*FNN スーパーニュース・話題一覧 : ”海上自衛隊が横須賀基地を一般開放し、およそ1万6,000人が圧倒的な迫力を体験しました。”(2011.8/6 フジテレビ)
*海上自衛隊横須賀基地を一般開放、8月6日にサマーフェスタ/神奈川(2011.7/22 神奈川新聞・カナロコ)
*開国祭に合わせ米海軍基地開放 「フレンドシップデー」開催へ(2011.8/5 47NEWS・神奈川新聞)
*夜空彩った花火4000発、よこすか開国祭のフィナーレ飾る/横須賀(2011.8/6 47NEWS・神奈川新聞)
参考記事:
・てつのくじら館(潜水艦の博物館)(2011.1/27)
・”映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(実写版)レビュー”の後半部分(2010.12/1)
参考カテゴリー:防衛関連・自衛隊
*以下にも参加しています。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 大人の夏休み。上野・博物館巡りの休日:東博・「神護寺展」、西美・中世欧州の「写本」などなど。(2024.09.01)
- ”世界一美しい帆船”イタリア海軍練習帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ」号やドイツ連邦海軍の艦艇が東京の港に。(2024.08.26)
- 京都・奈良国立博物館歴訪。特別展「雪舟伝説-画聖の誕生-」と「空海 密教のルーツとマンダラ世界」観てきました。(2024.05.10)
- 川崎大師・大開帳奉修に行ってきました。(2024.05.02)
- 「しながわ水族館」と「品川歴史館」に行ってきました。(2024.04.29)
「防衛関連・自衛隊」カテゴリの記事
- 東京五輪開幕を祝してブルーインパルスが展示飛行!(2021.07.23)
- 大規模会場でワクチン接種中。(2021.06.01)
- 自衛隊の映画協力今昔…(2019.06.01)
- 新政府専用機B777-300が公開!(2018.12.07)
コメント