京都御所”御殿内”参観に行ってきました。
平成23(2011)年9月24日、京都御所の”御殿内”の特別公開に行ってきました。
「国民文化祭京都・2011」の開催に合わせて行われたもので、普段の一般公開では外から見ることしかできない”御殿内”に、一般人が入れたのは16年ぶりとのことです。「清涼殿(せいりょうでん)」「紫宸殿(ししんでん)」内部や、天皇陛下の即位の礼で使われた「高御座(たかみくら)」を間近で見ることができました。
※天皇陛下の生活用の建物の御常御殿(おつねごてん)の外観。こちらの内部参観はありませんでした(公的に使われた建物だけが公開)。
※御殿内参観中の撮影は一切できなかったので、内部の最近の様子はこちらの動画をどうぞ。これは5月に報道公開された時の撮影(なぜか音声なし)。YouTubeのasahi.comチャンネルより。
約2万人の応募者の中から抽選で当選した2,400人の内の一人ということで、多少運が良かったようです。
宮内庁職員の案内係の人について約40人が館内を1時間ほどかけて見学(参観)しましたが(途中”水”のサービスが一回有り)、内部は一切撮影禁止で、他の宮内庁職員(と私服の警官?)数名が見学者が妙なことをしでかさないように、しっかりと付き添っておりました。それと、建物自体と内部の調度品等の保存状況がどうもいまひとつで、ところどころ傷んでいるような気がしました。
京都御所は毎年春と秋に一般公開されていて、これは事前申し込み不要、費用も無料で、雅楽や蹴鞠などの催しもいろいろ行われます(今年の春の公開では東日本大震災のため雅楽等は中止になりました)。
この秋の一般公開は10月31日から11月6日の7日間(通常5日を2日間延長)です。また、「国民文化祭京都・2011」(10月29日~11月6日)の各種イベントもそのころです。
※京都御所のある京都御苑(きょうとぎょえん)の入り口のひとつ。御苑は東京の皇居前広場のようにいつも開放されています。
※御所の”正門”にあたる「建礼門(けんれいもん)」。紫宸殿(ししんでん。即位礼などが行われる最も格式の高い建物)の南正面にあります。ちなみに、紫宸殿から天皇陛下が南を向いて左が京都市の左京区、右が右京区とのこと。JR京都駅の北側にある両区が駅から見て左右が逆なのはこれが理由だそうです。
※広々とした京都御苑内と長く続く御所の築地(土の外塀)。遥か向こうの人が集まっているところが入り口の「清所門」。写真を撮った位置から300メートルくらいですが、この日は、東西本願寺や八坂神社、京都霊山護国神社と幕末維新ミュージアム、京都国際漫画ミュージアムなど、先に他の名所も回ってきて、午後3時ごろの集合でしたが、既に5時間くらい歩いていたのと、カメラなどの荷物を持っていたので、既にへとへと。肝心の場所で長すぎる徒歩行程でした。(+_+); さらに、御所の後は北野天満宮も参ったので、帰りはくたくた。秋らしい良い天気だったのが救いでした。ちなみに京都御所は東西約249メートル、南北約448メートルです。
※京都御苑内から見える「五山の送り火」で使われる”大”文字。
※おまけ。伊丹空港からJR京都駅に向かう空港直行バスの窓から見えた大阪万博公園の太陽の塔です。当日は東京-京都間を日帰り。羽田-伊丹(大阪)を朝一の飛行機で(特割だと新幹線より安かったので)、伊丹-京都が空港バス、京都市内は徒歩と地下鉄とバス(基本は歩き!)、京都-東京が最終に近い新幹線でした(”のぞみ”はどれも満席状態でしたが”ひかり”は自由席も余裕の空き状況)。羽田空港近くに住んでいることを最大限利用した行程ですが、他人にはお勧めしません…。
※最近の京都御所の紹介本です。
*以下にも参加しています。
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