都営交通100周年「都電・花電車」を見てきました。
今年(2011・平成23年)は、都営交通開業100周年にあたり、それを記念して、東京で唯一残っている路面電車の都電・荒川線で、33年ぶりに「花電車」が運行されるとのことで、見に行って来ました。
※都電・荒川車庫で出発を待つ「花電車」(右)と「レトロ電車」(左)。
「花電車」とは、車両を改造して装飾し、祝賀行事や祭りなどで運行する路面電車のことです(今回の車両では乗客は乗れません)。都営交通は8月1日をもって開業100周年なので、元々は6月に運行する予定だったものが東日本大震災の影響で延期され、10月になったらしいです。車体にも「がんばろう日本!」の文字が”100th”の上にはっきり書かれていました。
「花電車」の運行は10月の1日(土)、10日(月・祝)、16日(日)、23日(日)、30日(日)の5日間(だけ)で、撮影したのは16日です。「花電車」は、各運行日に、荒川車庫を出て、始点・終点の三ノ輪橋駅と早稲田駅をそれぞれ2往復(計4往復)するだけで、16日は天気も良かったので、荒川車庫の前と路線沿いには年齢性別を問わず、カメラをもったギャラリーが大勢スタンバイしていました。
※「花電車」が荒川車庫から出るところ。
※荒川車庫前駅から出発して走行するところ。
※豊島区の雑司が谷・目白を結ぶ千登世橋の上から(鬼子母神前駅→学習院下駅の間)。千登世橋は戦前の架橋で、東京都の歴史的建造物の一つ。すぐ近くには学習院大学や鬼子母神があり、橋の上からは池袋のサンシャイン60ビルを望むことができます。
*都営交通100周年記念WEBサイト
(*「花電車」の運行予定ダイヤ)
*東京都交通局のHP
*東京新聞・都電荒川線100周年記念サイト
ちなみに、前回33年前(1978・昭和53年)の花電車は、ワンマン運転の完全移行や停留場などの施設改善を記念して行われ、今回の1両だけと違い、5両も走ったとのことです。
なお、荒川車庫の営業所では、記念一日乗車券(400円)など100周年関連の商品がいろいろ販売されていました。他の都営線の営業所でも販売していると思います。
それから、10月は学園祭のシーズンで、16日には早大でも稲門祭が行われていたので、早稲田のエンジ色の法被を着た学生や手提げ袋を持った来場者、紙製の角帽をかぶったOBらしきおじさんたちが、早稲田駅の界隈にあふれておりました。また、鬼子母神(きしもじん)では10月16~18日の御会式(おえしき)の縁日が開かれていて、たいへんな賑わいでした。
そういえば、都電沿線には2回住んだことがあります。豊島区と荒川区。懐かしくもあり、久しぶりで嬉しいような悲しいような…。
*以下にも参加しています。
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