南極に行ったタロとジロは樺太犬。
”働く犬”が注目される昨今、映画では「DOG☓POLICE」が上映中、テレビでは久々の民放の大河ドラマ「南極大陸」(TBS)が放映中ですが、南極で犬といえば「タロとジロ」。
NHKの”プロジェクトX”でも取り上げられた戦後日本初の南極観測(1956年~)でソリ引きをしていた犬です。越冬隊が帰国するときに犬たちを連れて帰ることができず、1年後に再度越冬隊が南極を訪れると、この2匹だけが生存していて一躍有名になり、「南極物語」という映画(1983年公開。2012年秋公開予定の映画「あなたへ」で6年ぶり銀幕に復帰する高倉健さんが主演)も作られて大ヒットしました。
現在、タロの剥製は北海道・札幌の北海道大学北方生物圏フィールド科学センターに、ジロの剥製は東京・上野の国立科学博物館に展示されているそうですが、この2匹は樺太犬(からふとけん=サハリン・ハスキー)とのこと。アイヌの人たちなど北方の民族で猟犬やソリ引き犬として使われてきた犬種なので、寒さや使役に極めて強い犬です。
※南極から北大に タロとジロ〜北海道大学〜(YouTube:Hokudai Only One!)
*「南極犬物語」(ハート出版・ハンカチ文庫)
※南極犬物語―南極大陸に残されたタロ、ジロたちは...(youTube:810cojp)
また、南極調査のために働いた樺太犬をたたえて、東京タワーの足元に記念の石像があるほか、各地に銅像も建てられています(タロやジロに食べられたかもしれないペンギンさんにも合掌)。
山岳救助犬のセントバーナード、警察犬・警備犬、盲導犬や聴導犬のシェパードやレトリバーなど、人間のために働いてくれる犬は数多く、元は狼だというのに、本当に犬は人間の一番の仲間(の動物)として現在も活躍中。その能力は訓練次第でまだまだ伸びるかもしれません。
参考記事:
・”警備犬”&救出ロボットのデモンストレーション(2011.10/22)
・映画「DOG×POLICE(ドッグポリス)」レビュー(2011.10/1)
・働く犬たち-警備犬・警察犬などなど(2011.3/8)
*国立極地研究所(南北両極地の研究成果や昭和基地のライブ・カメラ、”南極・北極科学館”の紹介があります。所在地は”高松駅”前です! 多摩モノレールの。^_^; )
*以下にも参加しています。
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