学習雑誌休刊のニュース。
学習雑誌の超級老舗の一つ「小学三年生」と「小学四年生」(小学館)が来年(2012年)2月の発売号を最後に休刊するそうです。
*「小学三・四年生」休刊へ 小学館の学年別学習雑誌(47NEWS/共同通信 2011.12/1)
「小学三年生」は1924年12月、「小学四年生」は1923年12月の創刊で、最盛期の1970年代には約100万~80万部(!)あった部数が、最近は3万~5万部になっていたそうですが、なんと80年以上の歴史です。
一時期気合の入った(時事問題解説などもあった)誌面刷新で話題になった、高学年向けの「小学六年生」や「小学五年生」は既におととし休刊になっていて、また、今ではバラエティに富んでいた「付録」が「大人向け」に復刻されている「学習」と「科学」(学研)も同じく一昨年に休刊になっています。
少子化の上に子供たちの興味が極めて多様化して学年別・男女共通の総合学習雑誌というのは、なかなか維持が難しいようです。
「小学一年生」と「小学二年生」はより誌面を充実させて発行を続け、また、中高学年向けのムックの創刊予定もあるそうなので、今後もがんばって欲しいものです。
また、「小学三・四年生」が最盛期の読者はちょうど東京五輪ころ生まれの世代(今40代。その親は昭和一桁ごろ世代)。東京五輪世代とその子供世代を狙った本造りもあるかなという気もしますが。
・・・しかし、うちの近所は新築マンションが多く、近所に保育所や小児科医院もあったりして、少子化がウソのように子供だらけ。特に大型スーパーのフードコートやゲームコーナー、書店などは休日には子供らに占領されてしまってます。日本中がこうだといいんですが。
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