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2012年3月の11件の記事

2012年3月30日 (金)

うどんだけじゃない、さぬき高松駅。

2012年3月29日から、香川県の「うどん県それだけじゃない香川県」キャンペーンに協力し、「さぬきうどん駅」の愛称をつけることになっていたJR四国の高松駅ですが、高松市市長の「聞いてない」と、市民の「どこの駅か分からんぞ」というチェックが入り、愛称が「さぬき高松うどん駅」に変更されるそうです。

        


*「さぬき高松うどん駅」に 高松市長らのダメ出し受け(msn 産経ニュース 2012.3/29)

*「さぬき高松うどん駅」に変更 疑問の声相次ぎ(47NEWS/四国新聞 2012.3/30)

まあ、県の観光キャンペーンの本来の趣旨は「うどんだけじゃない」ですし、県都でもあり、港町でも”盆栽市”でもある高松市としては、”うもないけん(うまくないので)”、”ええぶん”いや言い分があったのでしょう。

とかく世間は難しいものです。

夢十夜・草 枕 (集英社文庫)

ちなみに、夏目漱石が教師として赴任し、「坊っちゃん」の話のネタを経験したのは松山市です。

参考記事 :
・JR高松駅が「さぬきうどん駅」に…。(2012.3/27)
・うどん県盆栽市(2012.1/30)

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2012年3月28日 (水)

MS-06 ”ザクとうふ” 本日出撃!

報道によると、2012年3月28日より、老舗大豆食品製造会社で、最近では焼いておいしい絹厚揚げが「日本食糧新聞社第30回食品ヒット大賞のチルド食品・フローズン食品部門の「優秀ヒット賞」を受賞した、群馬県前橋市の「相模屋食料(株)」さんが、アニメ「機動戦士ガンダム」の”一年戦争”に登場したモビルスーツ(汎用人型兵器)”ザク”の頭部をかたどった緑色の「ザクとうふ」(枝豆風味とうふ)を発売するとのことです。

Zakutofu

*キヌとは違うのだよ、キヌとは:量産型「ザクとうふ」出撃 ( ITmedia +D LifeStyle 2012.3/27)

モビルスーツ全集3 ザクBOOK (双葉社MOOK)
機動戦士ガンダム一年戦争全史 U.C.0079-0080 (上) 機動戦士ガンダム一年戦争全史 U.C.0079-0080「下」

(アメリカに「スター・ウォーズ」や「スター・トレック」があれば、日本には「宇宙戦艦ヤマト」や「機動戦士ガンダム」がある、という感じで、コンテンツ単体に留まらず、まるまる架空の歴史世界が出来上がっています。たいしたものです)

※「ザクがとうふに! ザクとうふ発表会」 (MANTANTV 2012.3/27)

しかも、本社には実物大のザク模型を展示するとか。

ガンプラ(ガンダムのプラモデル)業界も驚く(?)社長さんの熱の入れよう。

凄いです。

※ガンダム関連情報
*GUNDAM .INFO
*ガンダム・カフェ

※ちなみに、これはお台場に展示されていた実物大ガンダム(2009年8月)。(^^ゞ
いつかは実物大ザクと並んで大地に立って欲しいですね。
Gundam200908

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2012年3月27日 (火)

JR高松駅が「さぬきうどん駅」に…。

うどん県(香川県)JR四国の玄関口・高松駅が2012年3月29日より2年間、「さぬきうどん駅」の愛称をつけられるそうです。

JR四国と香川県は「観光パートナーシップ協定」を結んでいて、「うどん県プロジェクト」観光振興活動の一環との由。

※JR高松駅の外観。
Takamtsueki

※駅名表示板には地元の野球チーム香川オリーブガイナーズ四国アイランドリーグ)のマークも。

*高松「さぬきうどん駅」の愛称 ホームにも表示(47NEWS/共同通信 2012.3/26)
*愛称「さぬきうどん駅」に/JR高松駅(四国新聞 2012.3/27)

※JR高松駅構内にある立ち食いの「連絡船うどん」。
Ferryudon

ええと・・・「うどん」関連の話題には、こと欠かない讃岐です。

                         (^_^);

※高松駅が「さぬきうどん」駅に JR四国が29日から(ANN NEWS 2012.3/26)

参考記事 : 香川県が改名、「 うどん県 」に !?(2012.10/12)

参考カテゴリー : 食べ物・うどん / 旅行・地域

うどん県・JRさぬきうどん駅はここ。

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※こちらは東京・多摩モノレールの高松駅。(^o^)

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※こっちは石川・JR西日本・七尾線の高松駅。(^_^)ゞ

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2012年3月26日 (月)

「羊蹄丸」お台場から最後の出港→愛媛・新居浜へ。

東京・お台場の「船の科学館」で保存されていた、旧国鉄・青函連絡船として活躍していた「羊蹄丸」(ようていまる)が、2012年3月25日、譲渡先団体のある愛媛県新居浜市新居浜東港に向けて、タグボートに曳かれ、最後の出港をしたとのことです。

※「船の科学館」に係留、”フローティング・パビリオン”として公開されていた頃の「羊蹄丸」(2011年8月/クリックで拡大表示します)。
Youteimarub Youteimaruf

Youteimarufloor_guide_2 Youteimarue_2

※「羊蹄丸」と「宗谷」。「船の科学館」の展望塔から見たところ。
Youteimarusouya

※”船の科学館 青函連絡船、最後の「航海」へ” (東京MX NEWS 2012.3/25)

*さようなら羊蹄丸 旧青函連絡船、東京から最後の“出港” (47NEWS/北海道新聞 2012.3/26)

*最後の雄姿 感無量船の科学館 羊蹄丸離岸 元連絡船長ら見送る (47NEWS/東京新聞 2012.3/26)

*羊蹄丸、お台場から「最後の航海」 7月以降に解体予定 (47NEWS/東京新聞 2012.3/26) 

譲渡先は、産官学連携組織「えひめ東予シップリサイクル研究会」で、2012年4月下旬から6月中旬まで新居浜市市制75周年を記念して公開され、7月以降、船のリサイクル研究のため、解体されるそうです。

※船の科学館(A)と新居浜東港(B)の位置関係。ルート表示は陸路です。

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※愛媛県新居浜市・新居浜東港の周辺。

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結局解体されてしまうのですが、これも国際条約の「シップリサイクル条約」に基づく、環境に配慮した船舶リサイクルの事業化のための研究だそうで、「羊蹄丸」最後のご奉公ということになりそうです。

かつて宇高連絡船が運行されていた瀬戸内海が終焉の場所となるのも何かのご縁でしょう。新居浜までの航海の無事をお祈りする次第です。

なお、青函連絡船では、他に、「八甲田丸」が青森県の青森港で、現在一般公開されています。

*青森市港湾文化交流施設・青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸のHP

関連記事 :
・昭和30年代の青森駅を再現「青函ワールド」(2011.8/14)
・「船の科学館」の本館が9月いっぱいで休館に。(2011.7/12)
・新旧「しらせ」が船橋港で対面。(2011.10/1)

…「羊蹄丸」内にあった「青函ワールド」などの設備・備品は「八甲田丸」側などから譲渡依頼があったようですが、その後どうなったのでしょう? 気になるところです。

*羊蹄丸展示物 譲り受け打診/青森 (47NEWS/東奥日報 2011.12/16)

後から追記 : 「青函ワールド」は青森港の「メモリアルシップ八甲田丸」に移転、2012年7月31日より公開されているとのことです。

*”青函ワールドジオラマ残し隊”のサイト

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商店街活性化と活断層と”朽ちるインフラ”。

商店街活性化と活断層と”朽ちるインフラ”…。何の関連があるかというと、今年(2012年)の箱根駅伝で圧倒的な強さで優勝した本年125周年を迎える東洋大学と、社会的な防災力向上の関連。

※箱根駅伝の東洋大の”鉄紺”ユニフォーム。ちなみにメーカーはナイキ(駒沢大や早稲田大のチームもナイキ。スポンサーの関係だそうです)。
Toyo_2
(昔は紺色を”商売の勝色(ビジネスのパワー・カラー?)”といっていたように思いますが、最近はスーツもコートも黒ばかりですね)

◯まず、商店街の活性化では、東洋大本部のある東京・文京区の白山地域の商店街振興のために、地元町会と東洋大が協力して、360度のパノラマ写真をインターネットで見られるようにし、街歩き気分を楽しめるようにしているという話。

*HPで街歩き気分 白山地区360度写真に(47NEWS/東京新聞 2012.3/26)

*「白山地区の見どころ紹介ホームページ」  

白山地域には(東大の)小石川植物園白山神社もあり、また、東洋大白山キャンパスの学生食堂(6号館地下・他)は広々としていて、安くて美味しくボリュームもあるので、学外の人にも人気があり、テレビや雑誌等でよく紹介されます。

(20年以上昔、改築前の、映画”ブレードランナー”の世界を彷彿とさせたオンボロ旧校舎の学食は”高い不味い量が少ない”の三拍子でした。ただし学費は安く、奨学金も色々あった。今は施設が立派になった分、学費は安くないみたいです…。ちなみに、昔は教授の給料も非常に安かったようです。今は知りませんが)。

◯次の活断層は、東洋大、広島大、名古屋大の教授や、海洋研究開発機構のメンバーで作る研究グループによって千葉県房総半島沖に、未知の巨大な活断層が2つも見つかったという件。M9クラスの地震を起こす可能性もあるとのことです。

*房総沖に未知の長大な2活断層 長さ160と300キロ(47NEWS/共同通信 2012.3/26)

◯最後の「朽ちるインフラ」は書名。東洋大の教授とゼミ生らが、日本全国のインフラを調査し、高度成長期などにつくられた橋や公共施設などの各種社会資本が、そろそろ耐用年数を迎え、老朽化してきていることを指摘した本です。

朽ちるインフラ―忍び寄るもうひとつの危機

東洋大関連で気付いたものを並べましたが、商店街の活性化も、活断層についての調査も、インフラのメンテナンス対策も防災力向上につながることで、この関連もあります。

また、各大学が地元の振興に協力したり、社会問題について研究・提言するのも有意義なことです(大学は高校や予備校の延長じゃないですからね。学生にとっても教授にとっても。”スーパー高校生”や”永遠の受験生”ばかり何人集めても、社会の役に立つかどうかは別です)。

ちなみに、ニュースでもよく紹介されますが、東洋大では、1987年の創立100周年以来、100周年を記念して「現代学生百人一首」を毎年募集していますが、やはり今年全国から寄せられた句は東日本大震災関連が多かったようです。

不況の上に大震災。若い学生諸君も大変でしょうが挫けずに頑張ってほしいものです。

関連記事 : 天晴れ、東洋大! 箱根駅伝10区独走撮った。(2012.1/3)
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2012年3月22日 (木)

NHK-BSの「週刊ブックレビュー」が21年の歴史に幕。

1991年に放送が開始され、昨年(2011年)亡くなった児玉清さんが18年間司会を務めていたNHK・BSプレミアムの書評番組「週刊ブックレビュー」が、2012年3月17日の放送で終了しました。

ステラMOOK 週刊ブックレビュー 20周年記念 ブックガイド

児玉清の「あの作家に会いたい」 寝ても覚めても本の虫 (新潮文庫)

読売新聞の報道(2012年3月22日付夕刊)によると、21年間で文芸書を中心に約2万冊を紹介してきたとの由。

最後は女優の中江有里さんらが司会・進行を務めていましたが、やはり児玉さんが亡くなったのは大きかったようです。

NHKでは、本の紹介番組として、Eテレで「100分de名著」(水曜夜10時~)、ラジオ第1「土曜あさいちばん」(土曜朝5時~)内の「著者に聞きたい 本のツボ」などで本の紹介は続けるとのこと。

一方、民放のBS11でも、主にエンタメ系やビジネス書などを紹介してきた「ベストセラーBOOK TV」(金曜夜8時~)を衣替えして、2012年4月3日から「宮崎美子のすずらん本屋堂」(火曜夜10時~)を放送予定だそうです。

テレビでは他に、TBSの「王様のブランチ」(土曜朝9時30分~/レギュラーで読書家の優香さんはこの3月末で降板。女優業に専念するとの由)内の「BOOKコーナー」テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(月~金夜11時~)内のビジネス書紹介コーナー「スミスの本棚」 など、結構本を紹介する番組があります。

テレビのせいで活字離れというよりは、現代ではテレビで知名度の上がる本も増え、書店が遠い地方の人もネットで手軽に本が注文できるようになってきた、というのが時代の流れのようです。

参考記事 :
・新聞の書評欄とテレビの書評番組 (2010.11/18)
・読書芸人 (2012.2/3)

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2012年3月19日 (月)

こちらも異変? 山陰地方で深海魚やクジラが浜に…。

昨年(2011年)末から今年(2012年)正月にかけて、関東地方にクジラが何頭も漂着して話題になりましたが、この2月3月と、山陰地方の浜辺にも、相次いで深海魚やクジラ漂着しているそうです。

2月には島根県隠岐の島町の海岸に、深海魚の一種・キュウリエソが大量に打ち上げられ、3月には鳥取市の浜辺に体長5メートルのハクジラの一種が打ち上げられたとのこと。

※島根県隠岐の島町の海岸に大量に打ち上げられた深海魚の一種・キュウリエソ(47NEWSより)。

*異変の兆し?浜に大量深海魚(47NEWS/中国新聞 2012.2/25)

*クジラが海岸に漂着 鳥取市(47NEWS/共同通信 2012.3/18)

地元の人も不思議がっているとのことです。

そういえば、関東地方(東日本)では、2012年3月14日に千葉県東方沖を震源とする、茨城県南部と千葉県北東部で最大震度5強を観測する地震がありましたし(液状化現象までがまた起きた)、最近それなりの大きさの地震がいくつか起きています。

中国地方では、鳥取県西部地震(H12・2000年)とか芸予地震(H13・2001年)とか、2000年代になってからも大きな地震がありました。昨年(2011年)11月21日にも広島県北部を震源とする震度5弱の地震が発生しています。

東日本大震災で日本列島全体の地殻が不安定になっているそうなので、注意するにこしたことはないです。

備えましょう。常に。

参考記事 : クジラが何頭も漂着。海底に異変かも。(2012.1/23)

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地震の前兆150 (宝島SUGOI文庫) 大震災・放射能汚染 3.11以後の備える・守る 家族のたの防災BOOK 「防災大国」キューバに世界が注目するわけ

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2012年3月17日 (土)

いわき市で8月に「フラガールズ甲子園」&スパリゾート・ハワイアンズの復活

報道によると、この(2012年)8月、「フラガール」発祥の地・福島県いわき市で、高校生フラダンスコンテンスト「フラガールズ甲子園」が開催されるそうです。

*8月に「フラガールズ甲子園」 いわき市で開催、復興を後押し(47NEWS/福島民友新聞 2012.3/16)

*「フラガールズ甲子園」のHP

実は今年の大会は2回目で、1回目は本来、昨年(2011年)3月23日開催予定だったものが、直前の3月11日に発生した東日本大震災と原発事故のため延期になり、関係者の熱意によって9月に東京・秋葉原で開催され、感動を巻き起こしたとの由。

※第1回フラガールズ甲子園(2011.9/4・秋葉原 YouTube)

震災でフラガールにスポットがあたったから企画されたわけではなく、以前から準備していたところに震災が試練をもたらしたようで、今度こそは地元開催を実現させるべく、関係者は奮闘しているとのことです。

また、本職のフラガールたちの震災・原発事故からの復活も映画化され、2012年10月、公開予定とのこと。

※「がんばっぺ フラガール!」 予告編

*Spa Resort Hawaiians きづなリゾートのHP

その名も「週刊SPA!」の記者によると、2011年3月11日の震災当日に本人が家族とともにプライベートでスパリゾート・ハワイアンズに滞在。ハワイアンズ側の見事な対応で、来場者には一人の負傷者もなく、休憩所と食料が提供され、翌々日には東京駅まで自社のバスで宿泊客を送り届けたとのこと。天晴な対応です(当日とその後の復活過程のレポートが「日刊SPA!」のHPで読めます)。

*福島県いわき市「スパリゾートハワイアンズ」の奇跡 (SPA! 2011.3/26)

※2012年2月8日「グランドオープン」・完全復活(スパリゾートハワイアンズ・YouTubeの公式チャンネル常磐興産株式会社

*映画「がんばっぺ フラガール」のHP

フラガール [Blu-ray] 真実のフラガール [DVD]

炭鉱閉鎖からの復活、震災・原発事故からの復活と「フラガール」ストーリーは日本人を元気づけてきました。地元での「フラガールズ甲子園」の成功、祈っております。

フラガール フラガール 3.11 つながる絆 るるぶスパリゾートハワイアンズ (目的シリーズ)

参考記事 :
・四国は萌えている・のか? 瀬戸大橋PAに新キャラ登場-「四国萌え隊」(2011.8/18) ・・・の下の方。「書道パフォーマンス甲子園」「まんが甲子園」「俳句甲子園」などなどの件。
・ディズニーリゾートの危機管理(2011.5/9)

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2012年3月 8日 (木)

アニメの聖地巡礼と町おこし。

2012年3月7日のNHKクローズアップ現代で、最近の若者によるアニメの舞台になった”聖地”を巡礼している様子が特集されていました。

*NHK クローズアップ現代「アニメを旅する若者たち “聖地巡礼”の舞台裏」(2012.3/7放送)

番組の導入部からしてアニメ仕立てで、先日の初音ミク特集(2012.2/28放送)にも負けない入れ込みよう。

番組内では、埼玉県久喜市の鷲宮(わしのみや)神社が舞台になった「らき☆すた」はじめ、広島・竹原、富山・南砺などが舞台になった作品やそこを訪れる若者、地元の反応などが紹介され、アニメで登場した架空の祭が現実にも行われた例(金沢市の湯涌ぼんぼり祭り)まで紹介されていました。

※アニメ「花咲くいろは」で登場し、昨年(2011年10月9日)実際に行われた、金沢・湯涌(ゆわく)温泉「湯涌ぼんぼり祭り」のHP。(YouTubeに多数の動画があります)

Yuwakubonbori

また、NHKらしく踏み込んだ視点もあり、そもそもアニメ制作会社の経営環境が厳しくなっていて、ゼロから架空の設定を考える余裕がなく、それが、制作会社の周辺地域を舞台にした作品作りにつながり、結果として作品ファンの聖地巡り意欲をかきたてていること、また、作品作りの段階から、あまりに地元が入れ込み過ぎてしまうと、逆にファンの反発を招きかねないことも紹介されていました。

もっとも、最初から地域PRをはっきりと前面に押し出す手法もあって、埼玉県では路線別見所を紹介したアニメ作品を製作、Webなどで国内外に配信し、「東京に来た観光客を横取りする」と意気込んでおりました。

*埼玉県 彩の国 VISUAL PLAZA / SKIPチャンネル
※”観光大戦SAITAMA~サクヤの戦い~”(”アニメど埼玉”のページ)

”アニメど埼玉”のサイトは昭和初期のアニメ作品まであって、結構興味深い)

キャスターの国谷裕子さんは「アニメ」と「若者の巡礼」が「地域おこし」につながっている現象に戸惑っているようでしたが(苦笑してた)、昔から、文学作品の舞台や映画・ドラマの舞台&ロケ地は観光地化されているわけで(コンテンツ・ツーリズム、ゲストの境真良さん(国際大学GLOCOM客員研究員)の言う通り、読者やファンの方が「等身大」で思い入れを持てる作品なら、「聖地巡礼」は世代を問わずあるだろうと思います(確かに、機動戦士ガンダム宇宙戦艦ヤマトの舞台は訪問しようがないですが)。

アニメ・マンガで地域振興 聖地巡礼NAVI―アニメ&コミック

東京文学散歩―名作の舞台と文豪ゆかりの地をめぐる LOCATION JAPAN (ロケーション ジャパン) 2012年 02月号 [雑誌]

最近はとかくアニメが話題ですが、文学・映画・テレビドラマ・ゲームの舞台やロケ地、あるいは原作者の出身地など、全国どこでも、なにがしかは何かの作品に関係があるもので、その関連付けは、観光町おこしのための有力なアイデアには違いないと思います。

関連記事:
・小豆島ロケの「八日目の蝉」が日本アカデミー賞で10冠!(2012.3/3)
・初音ミクでNHKニュース解説番組のテーマ曲が…。(2012.2/5)
・放映前から”アニメの聖地化”で町おこし。日産も協力!…鴨川市(2011.12/29)
・地図に残るアニメ?…大成建設のアニメCM。(2011.12/17)
・高松が”ゴルゴ13”の舞台に!(2012.4/26)
・作品のロケ地・舞台巡礼・・・アニメ「それ町」を見て平賀源内ゆかりの新田神社を訪問(2010.11/10)

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2012年3月 3日 (土)

小豆島ロケの「八日目の蝉」が日本アカデミー賞で10冠!

2012年3月2日に行われた「第35回日本アカデミー賞」の授賞式で、小豆島でロケが行われた映画「八日目の蝉(ようかめのせみ)」(2011年・「八日目の蝉」製作委員会・成島出監督・井上真央、永作博美他出演・147分/角田光代原作・NHKのドラマもありました)が、最優秀作品賞や監督賞など計10部門で受賞しました。

八日目の蝉 通常版 [DVD]

*「八日目の蝉」が作品賞 日本アカデミー賞(47NEWS 2012.3/2)

*日本アカデミー賞 - 公式サイト

八日目の蝉 DVD-BOX 八日目の蝉 (中公文庫)
※左が檀れい、北乃きい出演のNHKドラマ版(DVD)、右が角田光代原作の小説。

*中央公論新社のHP

*映画「八日目の蝉」のサイト

*NHKドラマ「八日目の蝉」サイト

*小豆島観光協会のHP
(小豆島には*二十四の瞳映画村もある)

小豆島が舞台といえば、壺井栄原作の小説・映画「二十四の瞳」があり、今もロケ地や撮影セットを保存している「二十四の瞳映画村」は観光客が絶えませんが、新たに小豆島が舞台となった名作小説・映画が誕生、賞も獲得したということで、(香川)県人としては嬉しい限りです。

お話自体はどちらも悲しい話ですが、文学作品はたいがい悲しい話が多いので、観光しながら社会問題を考えるのもまあいいでしょう。うどん以外の話題も多い方がいいですし。

二十四の瞳 (新潮文庫)  二十四の瞳 デジタルリマスター2007 [DVD]
二十四の瞳 [VHS] 終戦60年特別ドラマ 二十四の瞳 [DVD]
※上左が壺井栄原作の小説。上右が木下恵介監督・高峰秀子主演の1954年版(DVD)。下左は朝間義隆監督・田中裕子主演の1987年のリメイク版(これはVHS)。下右は黒木瞳主演のNHK”終戦60周年特別記念作品”ドラマ(DVD)。

※小豆島紹介。

※小豆島はここ。オリーブやそうめん、しょうゆも有名です。

大きな地図で見る

・・・そういえば、高松・庵治町のロケ地が観光名所になった映画の「世界の中心で、愛を叫ぶ」(2004年)も悲恋モノだった。

世界の中心で、愛をさけぶ 世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション [DVD]

※しかし、ま、現代香川の一般的な雰囲気はこっちの方。
UDON スタンダード・エディション [DVD] 青春デンデケデケデケ デラックス版 [DVD] 花子の日記 [DVD]
*巡礼の人(お遍路さん)がいっつもそこら辺を歩っきょる(讃岐弁で”歩いている”の現在進行形)のにメソメソでけるもんな。お大師さんの地元やで…。こんぴらさんもあるし。

*香川フィルムコミッションのHP

*【香川情報Net】-香川県内が舞台の作品のまとめ

参考記事 :
・原作→NHKで映像化→映画化の作品まとめ(2011.5/1)  
・高松が”ゴルゴ13”の舞台に!(2011.4/26)

ん? 「バトル・ロワイアル」も香川が舞台とちゃ~うんか(讃岐弁)って? そ、それはまた別の機会に・・・(^_^); それより、原作者(昔の勤務先が同じだなあ)の新作が期待されます。第二の大藪春彦(高校の大先輩にあたります)になるか !? 讃岐人がたまに気性が荒くなるのは水争い(水不足のせいで、昔は農村での農業用水をめぐる争いが多かったのです。現在では県単位の水利権問題になってますが)の影響かも。

※外国映画優秀賞の「英国王のスピーチ」もオススメ。
英国王のスピーチ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
*言語聴覚士のライオネル・ローグ役を演じるジェフリー・ラッシュ(英国王ジョージ6世役コリン・ファースの後ろに立ってる男性)は、「パイレーツ・オブ・カリビアン」キャプテン・バルボッサの役をやってる人。気づきました? (上下の映画の向かって左端は両方共同じ役者なのです)
パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 ブルーレイ(3枚組/デジタルコピー & e-move付き) [Blu-ray]

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2012年3月 1日 (木)

危機の仕事術。

先日(2012年2月28日)、「福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調:財団法人日本再建イニシアティブが、昨年の東日本大震災での政府の原発事故対応を民間の立場で検証した「調査・検証報告書」を発表しましたが、その評価内容は厳しいものでした。

*NHKクローズアップ現代「“原発情報”クライシス ~日本は何を問われたか~」(2012.2/29放送)

長年の「安全神話」や、それによる「思考停止」、政府の危機管理の不慣れさの影響が出てしまった形ですが、これは日本人全体の課題でもあります。

そういうわけで、最近刊行された「危機の時とそれに備える仕事術」の参考書として興味深い本を見つけましたのでご紹介。

その1) ”東日本大震災 石巻災害医療の全記録” 石井正 著 講談社ブルーバックス 940円+税

東日本大震災 石巻災害医療の全記録 (ブルーバックス)

※著者は石巻赤十字病院の外科医師であるとともに、宮城県災害医療コーディネーター。地震と津波によって行政機構も他の病院も機能がマヒした中、22万人を抱える石巻地域でほぼ唯一の医療機関となった石巻赤十字病院において、被災者救護に奮闘した人々(外部からの応援医師や自衛隊、ボランティア、民間業者など関係者全てを含む)の生の記録です。

石巻赤十字病院の活動は、NHKスペシャル 「果てなき苦闘 巨大津波 医師たちの記録」としてテレビでも放映され、この番組は<「地方の時代」映像祭>で2011年グランプリを受賞したとのこと。

日本赤十字社の病院(医師や看護師も)は、一般の病院と違い、戦時あるいは災害時には、救護活動にあたるよう普段から準備・活動してはいますが、東日本大震災ほどの状況は滅多にありません。この記録は教訓として非常に貴重だと思います。

※石巻赤十字病院~東日本大震災 初動の記録~(日赤PRCh)

■関連書籍:「石巻赤十字病院の100日間」(小学館)

*日本赤十字社のYouTube公式チャンネル

その2) ”自衛隊の仕事術” 久保光俊/松尾喬 著 こう書房 1,400円+税 

自衛隊の仕事術

※著者の久保氏は元陸自3佐、冬季遊撃レンジャー資格を持ち、冬季戦技教育隊の叩き上げの教官だった方です(松尾氏はスポーツ事業などを主催する会社の会長)。本書は、名前のとおり、自衛隊での仕事の進め方や教育・訓練の方法について一般向けに解説したもので、東日本大震災の災害現場など、困難な状況下で機能的に活躍できる人間・組織をどう育成し、業務をすすめるのかが分かりやすく説明されています。

内容例を挙げてみると、
・広くを視よ、遠くを視よ
・行き詰まったら、何でもいいからまず動く
・「正早安楽」すれば作業は仕事になる
・「管理の5要素」は「人・物・金・時間・場所」
・「優先順位」が立てにくければ「劣後順位」を
・依頼にはすべて「時間見積り」を告げる
・予備は30パーセント持て
・情報無視の努力は徒労に終わる
・リーダーはリーダーを演じるべし
・好かれることと信頼されることは違う
・密室の暴君になるなかれ
・「一令一動」の原則を貫く
・部下教育の最大の敵はマンネリ化と知る
・「1対30」ではなく「1対1×30」を
・説明後の「逆質問」を習慣化する
・訓練で殺して、実戦で生かす
・知らないことは知らないと申告させる
・マネしたくなる気持ちの格好いい人になる
・「見る」と「視る」の違いを教える
・「和を以って滅びる」ことなかれ
・人それぞれの感じ方を否定してはいけない
・「機会教育」と「計画教育」を使いわける
・「つもり」を排除する
・なんでも話題にし、タブーをつくらない

・・・などなど、どれも明瞭・簡潔で、民間企業の通常業務にも参考にできそうな内容ばかりです。

特に私がこの本を推薦するのは、自衛隊という組織が、旧軍の失敗や悪弊を繰り返さないように、常に内外からの指摘を受けて試行錯誤しているからです。

旧軍といっても、我々と同じ日本人が作った組織。軍部にあった欠点は日本人が作る他の組織にもあるでしょう(特にお役所には)。また、自衛隊で訓練しているのはいつも当代の「現代の若者」(1950年代の高度成長期前までは日本人の8割は農山漁村部に住んでいて大家族が普通でしたが、現代では逆に8割以上は都市部に暮らし、核家族で子供は一人っ子や2、3人の方が多数派)でもあり、これが、一般の人が読んでも参考になると思う点です。

なお、本のカバーやアマゾンの紹介文に「陸上自衛隊北部方面・・・」とあったりしますが、もちろん正確には「北部方面」。最近はマスコミでも旧軍経験者が減って(20年くらい前まではテレビの東京キー局にも”硫黄島帰還兵”の方がいたりしました)、他方で自衛隊に詳しい人は多くないので、自衛隊アレルギーがひどかった30年前よりも初歩的な間違いが多くなっている点には留意して下さい。”初歩的”といっても公の場所で間違うと、必ず問題になります。

以下、その他の参考本)

石巻赤十字病院の100日間 石巻赤十字病院、気仙沼市立病院、東北大学病院が救った命 ナース発東日本大震災レポート―ルポ・そのとき看護は

河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙 巨震激流 (3.11東日本大震災)6枚の壁新聞 石巻日日新聞・東日本大震災後7日間の記録  角川SSC新書 (角川SSC新書 130)

※仙台市に本社のある東北地方のブロック紙・河北新報の震災下での活動状況は、2012年3月4日、テレビ東京系でドラマ「『明日をあきらめない…がれきの中の新聞社』~河北新報のいちばん長い日~」として放送される予定です。

※石巻の地元・地域新聞社石巻日日新聞社が、印刷設備壊滅状態の中、手書きで6日間だけ発行した「6枚の壁新聞」は、現在、アメリカ・ワシントンD.C.の「報道博物館」(NEWSEUM) に永久展示されています。この壁新聞をめぐる逸話は日本テレビで2012年3月6日、ドキュメンタリードラマ「6枚の壁新聞」として放映される予定です。

報道機関にも全国規模のテレビのネットワークや全国新聞から、複数県をまたいで広域をカバーするブロック紙(河北新報など)や県単位の地方紙、県内のさらにその一地域に密着する地域紙(石巻日日新聞や三陸新報)など、様々なメディアがあり、それぞれの視点による報道があって参考になります。

*日本新聞協会・メディアリンク(テレビ局等も含みます)

メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故 被災地の本当の話をしよう ~陸前高田市長が綴るあの日とこれから~ (ワニブックスPLUS新書) 自衛隊救援活動日誌  東北地方太平洋地震の現場から

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫) 大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫)組織は合理的に失敗する(日経ビジネス人文庫)

平時の指揮官有事の指揮官―あなたは部下に見られている (文春文庫)マネジメント - 基本と原則  [エッセンシャル版]本当に使える企業防災・危機管理マニュアルのつくり方―被災現場からみつめたBCP

「想定外」に強い事業継続計画のすすめ―BS25999で高める危機対応力 防災・危機管理の再点検―進化するBCP(事業継続計画) パイロットが空から学んだ危機管理術

第三の敗戦 失敗学のすすめ (講談社文庫) 状況判断―まず計算し、しかる後これを超越せよ

職業としての政治 職業としての学問 (日経BPクラシックス) 一下級将校の見た帝国陸軍 (文春文庫) 「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

※特におすすめは日本人が陥りやすい「組織の思考停止」や外部の一般情勢とは無関係に動き続ける「組織の自転」の不条理を、戦場で身をもって味わわされた、作家・評論家の故・山本七平氏著:「一下級将校の見た帝国陸軍」。東京で育った普通の青年が戦時中に召集(徴兵)されて下級士官教育を受け、フィリピンの戦地に送られた際の実体験が生々しく綴られています。

それから同氏の「空気の研究」も重要。最近の日本人は場の空気を読むことばかりに気を使っていますが、それも度を過ぎると「集団の暴走」に歯止めをかける人が誰もいなくなり、ついには全員揃って破滅の道へ。注意注意です。

*ちなみに、「戦記・戦史」モノ(特に第二次大戦の日本関連)に関しては、学者の書いたものよりは、実際に戦地に行った人が書いたものの方(絶版が多くなってきたのが残念)が、参考になることが多いと思います。というのは、学者の場合、良心的だとかえって「後世の後知恵」を避けるために「当事者批判」を避ける傾向があり、当事者の回顧の方が比較的率直に失敗を反省している場合が多いからです(そうでないこともある…)。あくまで大体の傾向ですが。

参考記事 :
・ディズニーリゾートの危機管理(2011.5/9)
・自衛隊の災害派遣と日赤の特殊医療救護車-役に立った備え(2011.3/18)
・ドラッカーがNHKアニメ「もしドラ」に!(2011.4/25)

※「福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書」は大震災一年後の2012年3月11日発売です(税込1,575円)。
福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書

※政府の対応はよく「場当たり対応」といわれますが、それはいわゆる「学校秀才=永遠の受験生」の「本質」。目の前の「試験問題(課題)」に「反射的」に対応しているのであって、本人らは「真剣にやっている」のです。彼らはずっとそうやって「受験生活」(確定した答を”学習”してるのであって、”研究”とは違う。試行錯誤の経験がない、というよりそれを”非効率”として排除している。準備された”模範解答”がなければそこで”思考停止”。世の中が”想定外”だらけになるのも当然)を送ってきたわけですから。

ただ「指導教官」がおらず「模範解答」や「強制的な締切時間」のないところで「事前準備」もできない事案に関しては「解答」しようがなかっただけのこと。幕末も戦前も今も同じでしょう。

本当に、どんな問いかけをしても子供のように”だんまり”するお役人は珍しくありません。マニュアルにない事を質問(出題)する方が悪いという雰囲気で、用意された答がないから”対応不能状態”。フリーズしたパソコンを見ている気分になります。

戦略と戦術、目的と目標、目的と手段、主体と客体などなどについて、区別して考える習慣も乏しく、「用語」の意味を機械的に覚えてはいても、それが実務上の思考パターンに反映されないようです。

また、「課題や方針を設定」する行為は、そもそも「政治家の役割」であって「官僚の権限」を超えた行為でもあります。「指揮官」(トップ)が「参謀」(補佐官)をただ怒鳴り散らしたり、逆に、指揮・統制を丸投げしたのではどうしようもない。学校なら「級長」さんの上に「担任の先生」がいますが、行政機構で政治家が指導力を発揮できなければ、組織は船長のいない船のごとく漂流。目的が不鮮明となった組織は、目前の日常業務をこなすことが最優先となり、ついには手段と目的が転倒して、あさっての方向へ暴走することとなります。

世間(=国民=有権者=消費者=常識的感覚etc.)知らずの、「なんとか村」をつくって「コップ内闘争」をしたがる、井戸の中の「自称エリート=ミスター純粋培養」に危機管理を期待するのは無理というものです。

明治を作ったのは幕末の人、戦後を作ったのは敗戦を生き残った人でした。次代を作る我々は今大変な時代にいるようです。 (-_-)

*以下にも参加しています。

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