商店街活性化と活断層と”朽ちるインフラ”。
商店街活性化と活断層と”朽ちるインフラ”…。何の関連があるかというと、今年(2012年)の箱根駅伝で圧倒的な強さで優勝した本年125周年を迎える東洋大学と、社会的な防災力向上の関連。
※箱根駅伝の東洋大の”鉄紺”ユニフォーム。ちなみにメーカーはナイキ(駒沢大や早稲田大のチームもナイキ。スポンサーの関係だそうです)。
(昔は紺色を”商売の勝色(ビジネスのパワー・カラー?)”といっていたように思いますが、最近はスーツもコートも黒ばかりですね)
◯まず、商店街の活性化では、東洋大本部のある東京・文京区の白山地域の商店街振興のために、地元町会と東洋大が協力して、360度のパノラマ写真をインターネットで見られるようにし、街歩き気分を楽しめるようにしているという話。
*HPで街歩き気分 白山地区360度写真に(47NEWS/東京新聞 2012.3/26)
白山地域には(東大の)小石川植物園や白山神社もあり、また、東洋大白山キャンパスの学生食堂(6号館地下・他)は広々としていて、安くて美味しくボリュームもあるので、学外の人にも人気があり、テレビや雑誌等でよく紹介されます。
(20年以上昔、改築前の、映画”ブレードランナー”の世界を彷彿とさせたオンボロ旧校舎の学食は”高い不味い量が少ない”の三拍子でした。ただし学費は安く、奨学金も色々あった。今は施設が立派になった分、学費は安くないみたいです…。ちなみに、昔は教授の給料も非常に安かったようです。今は知りませんが)。
◯次の活断層は、東洋大、広島大、名古屋大の教授や、海洋研究開発機構のメンバーで作る研究グループによって千葉県房総半島沖に、未知の巨大な活断層が2つも見つかったという件。M9クラスの地震を起こす可能性もあるとのことです。
*房総沖に未知の長大な2活断層 長さ160と300キロ(47NEWS/共同通信 2012.3/26)
◯最後の「朽ちるインフラ」は書名。東洋大の教授とゼミ生らが、日本全国のインフラを調査し、高度成長期などにつくられた橋や公共施設などの各種社会資本が、そろそろ耐用年数を迎え、老朽化してきていることを指摘した本です。
東洋大関連で気付いたものを並べましたが、商店街の活性化も、活断層についての調査も、インフラのメンテナンス対策も防災力向上につながることで、この関連もあります。
また、各大学が地元の振興に協力したり、社会問題について研究・提言するのも有意義なことです(大学は高校や予備校の延長じゃないですからね。学生にとっても教授にとっても。”スーパー高校生”や”永遠の受験生”ばかり何人集めても、社会の役に立つかどうかは別です)。
ちなみに、ニュースでもよく紹介されますが、東洋大では、1987年の創立100周年以来、100周年を記念して「現代学生百人一首」を毎年募集していますが、やはり今年全国から寄せられた句は東日本大震災関連が多かったようです。
不況の上に大震災。若い学生諸君も大変でしょうが挫けずに頑張ってほしいものです。
関連記事 : 天晴れ、東洋大! 箱根駅伝10区独走撮った。(2012.1/3)
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