「羊蹄丸」お台場から最後の出港→愛媛・新居浜へ。
東京・お台場の「船の科学館」で保存されていた、旧国鉄・青函連絡船として活躍していた「羊蹄丸」(ようていまる)が、2012年3月25日、譲渡先団体のある愛媛県新居浜市の新居浜東港に向けて、タグボートに曳かれ、最後の出港をしたとのことです。
※「船の科学館」に係留、”フローティング・パビリオン”として公開されていた頃の「羊蹄丸」(2011年8月/クリックで拡大表示します)。
※「羊蹄丸」と「宗谷」。「船の科学館」の展望塔から見たところ。
※”船の科学館 青函連絡船、最後の「航海」へ” (東京MX NEWS 2012.3/25)
*さようなら羊蹄丸 旧青函連絡船、東京から最後の“出港” (47NEWS/北海道新聞 2012.3/26)
*最後の雄姿 感無量船の科学館 羊蹄丸離岸 元連絡船長ら見送る (47NEWS/東京新聞 2012.3/26)
*羊蹄丸、お台場から「最後の航海」 7月以降に解体予定 (47NEWS/東京新聞 2012.3/26)
譲渡先は、産官学連携組織「えひめ東予シップリサイクル研究会」で、2012年4月下旬から6月中旬まで新居浜市市制75周年を記念して公開され、7月以降、船のリサイクル研究のため、解体されるそうです。
※船の科学館(A)と新居浜東港(B)の位置関係。ルート表示は陸路です。
大きな地図で見る
※愛媛県新居浜市・新居浜東港の周辺。
大きな地図で見る
結局解体されてしまうのですが、これも国際条約の「シップリサイクル条約」に基づく、環境に配慮した船舶リサイクルの事業化のための研究だそうで、「羊蹄丸」最後のご奉公ということになりそうです。
かつて宇高連絡船が運行されていた瀬戸内海が終焉の場所となるのも何かのご縁でしょう。新居浜までの航海の無事をお祈りする次第です。
なお、青函連絡船では、他に、「八甲田丸」が青森県の青森港で、現在一般公開されています。
*青森市港湾文化交流施設・青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸のHP
関連記事 :
・昭和30年代の青森駅を再現「青函ワールド」(2011.8/14)
・「船の科学館」の本館が9月いっぱいで休館に。(2011.7/12)
・新旧「しらせ」が船橋港で対面。(2011.10/1)
…「羊蹄丸」内にあった「青函ワールド」などの設備・備品は「八甲田丸」側などから譲渡依頼があったようですが、その後どうなったのでしょう? 気になるところです。
*羊蹄丸展示物 譲り受け打診/青森 (47NEWS/東奥日報 2011.12/16)
後から追記 : 「青函ワールド」は青森港の「メモリアルシップ八甲田丸」に移転、2012年7月31日より公開されているとのことです。
*以下にも参加しています。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- アジャコングさんも来場!「大森UTANフェスタ2023」が開催されました。(2023.10.29)
- 神田古本まつりに行ってきました。(2023.11.01)
- 「永遠の都ローマ展」観てきました。(2023.10.01)
- 「ガウディとサグラダ・ファミリア展」観てきました。(2023.08.13)
- 東京国立博物館・特別展「古代メキシコ」観てきました。(2023.08.06)
「日々雑感」カテゴリの記事
- 攻める広報紙。千代田区広報表紙にドラえもん!(2023.10.05)
- 緊張感ただよう今年のサンタ追跡。(2022.12.10)
- 終戦当時の労苦を偲ぶ夏(2022.08.01)
- 7月10日は参議院選挙の投票日です。(2022.07.01)
- ニフティが35周年。(2022.05.01)
コメント