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2012年4月20日 (金)

地震の被害想定見直しで厳しい予測が…。

昨年(2011年)の東日本大震災での大被害を受け、いろいろな地震の被害想定が見直され、どれも厳しい内容になっています。

※首都直下地震の予測震度分布図(東京都防災HPより)
Syutoshindobunpu

南海トラフ地震が起きれば、高知県では34メートルを超える津波に襲われることが予想され、首都直下地震が起きれば、最悪、2006年の予測よりも3000人以上も多い、約9700人が亡くなる予想だとのことです。

*黒潮町で最大34・4メートル 南海トラフ地震の津波予測(47NEWS/高知新聞 2012.4/1)

*直下地震、都内の死者9600人 防災会議が被害想定見直し(47NEWS/共同通信 2012.4/18)

*内閣府防災情報ページ

*東京都防災ホームページ:首都直下地震等による東京の被害想定(平成24年4月18日公表)

不安をあおるつもりはありませんが、実際に次の大地震が起き、不運が重なると、おそらく「役所」の予測よりも被害は大きいものになるでしょう。というのも、私が直接に、いろいろなところで見聞した事柄から総合的に考えるに、「役所の想定」は客観的な想定と言うよりも「現有勢力で対応できるであろう数値」に偏りがちだからです。

高知県黒潮町のように「津波34.4メートル」の想定の場合は「地元の希望的観測」などはないでしょうが、この予測をした人は地元には住んでいません。

一方、首都直下地震の予測をする人は、ほとんど首都在住で、直接の防災責任者もいます。マスコミも東京に集中しています。ここに願望的観測が入る可能性が生じます。

普通に考えても、通常の一軒家の火災だけで何台も消防車が出動して大騒ぎになるのに、大都会で地震により道路が寸断されて大渋滞が起きた上に、同時多発火災が発生すればどうなるか、恐るべき事態が想像できます。

そういうわけですので、国民各自としては、日頃からの防災対策を強化し、地震や津波が来たら、その第一撃を生き延び、被害の拡大をなるべく防ぐように努力する(火災の初期消火でも出来るのと出来ないでは大違いです。基本的に災害時は消防車は来られないと考えるべきです。ただし、まず自分の身を守る方が重要ですが)、努力できるように防災の勉強や救急法の講習を受けておく、などという心がけが必要かなと思います。

しっかりと備えて、自分と家族と社会を守りませう。

*昨日(2012.4/19)は、テレビで続けて首都直下地震シミュレーショの番組が放映されました。バックナンバー紹介が参考になるのでは思います

・NHK「クローズアップ現代」:首都直下 震度7の衝撃 ~どう命を守るか~

・フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」:緊急SP!首都直下地震のシミュレーション!

※「アエラ」でもこんな別冊が出てました。
AERA (アエラ) 増刊 震度7を生き残る 2012年 4/25号 [雑誌]

*おすすめリンク集

消火器の使い方(ネット上の「消防防災博物館」のHP)
       

「市民防災ラボ」さんの”防災体験館・体験レポート”のページ。
      

防災教育リンク集「防災教育チャレンジプラン」のサイト内)
          

参考カテゴリー : 防災ボランティア(防災情報全般です)

*以下にも参加しています。

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