今年(2012年)のNHKの大河ドラマ「平清盛」や連続テレビ小説「梅ちゃん先生」にちなんで、関係自治体では観光振興行事がいろいろ行われていますが、大学でも関連のある展示をしているところがあります(写真はクリックで拡大表示します)。
まず、「平清盛」関係で、東京・渋谷区の今年11月に創立130周年を迎える國學院大学では、渋谷キャンパスの伝統文化リサーチセンター資料館で、「物語にみる源平合戦」という催しが行われています。
・会期:平成24年7月14日(土)~21日(土)(日祝休み・土曜日はOK)
・時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)(無料)
※源平関連展示物の一覧。クリックで拡大表示します。
※伝統文化リサーチセンターの外観(左)と130周年記念ロゴマーク(右)。最初、なぜ、うさぎ?と思い、勾玉ペンダントを見て「因幡の白兎」と気付くには多少時間がかかってしまった。ちなみに名前は「こくぴょん」だそうです。
源平合戦の絵巻物など興味深い展示が多かったですが、その他の常設展示も、國學院大学らしい、神道の祭祀や神社の建築様式などの展示も質量ともに見応えのあるものでした。源平の展示は会期が1週間しかありませんが、関心のある方にはオススメです。
おみやげ(?)に源平合戦の名場面の(國學院大の)絵はがきやしおりも無料でもらえます。
関連記事 : 平家物語の琵琶語り。(2012.1/15)
関連リンク :
*明星大学・所蔵の絵本・絵巻と絵本プロジェクト
*龍谷大学・古典籍デジタルアーカイブ研究センター
*国立国会図書館・近代デジタルライブラリー
なお、國學院大学の学生食堂では2009年から、讃岐うどんを地元・香川の善通寺の製麺所から直接取り寄せて出しているとかで、せっかくなので食べて来ました。
※國學院大の正門(左)。正面に見えているのが食堂の入っている3号館。うどん屋さんの「和(NAGOMI)」(右)は1階で、2階には「メモリアルレストラン」という生協の食堂もあり、定食が400~500円代と安いです。他にカフェラウンジもあります。
※讃岐うどんコーナーと温玉ぶっかけうどん(320円)。
※うどんメニューも豊富。”ひやひや” ”ひやあつ” ”あつあつ”となかなか本格的。
※最近の大学の学食のことを特集した日経新聞の記事(2012.7/5朝刊)が学食に貼られていました。記事では、東洋大学(こちらも11月で125周年)や神奈川大学、関西学院大学など、最近の学食のトレンドが報じられていて興味深いです。写真では赤印のついているところが國學院大学の讃岐うどんの件。
関連記事 : 商店街活性化と活断層と”朽ちるインフラ”。(2012.3/26・東洋大の学食の記事など)
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それと、今年のNHKドラマとは関係ありませんが、同大学近くの「白根記念 渋谷区郷土博物館・文学館」では、あの「忠犬ハチ公」の最後の写真が見つかったとのことで、その展示も見てきました(大人100円)。
ハチ公展示もよかったですが、渋谷区の歴史の常設展示もなかなか面白いです。
もっとも、國學院大も渋谷区郷土博物館もJR・地下鉄の渋谷駅から歩いて15分くらいと結構遠いです。
※國學院大學(渋谷キャンパス)はここ。
大きな地図で見る
歩くのが辛い時は、渋谷区のコミュニティバス・猫バス…いや「ハチ公バス」というのがあって、だいたい、概ね (-_-;) 20分くらいおきに走っています。
今年ではありませんが、かつて、NHKの人形劇「平家物語」や「三国志」で使われていた故・川本喜八郎さんの人形ギャラリー(11:00~19:00・無料)が、4月にオープンした「渋谷ヒカリエ」の8階にあります。
ちなみに、川本さんの出身地の長野県飯田市にも「川本喜八郎・人形美術館」があります。
※渋谷ヒカリエ(左)と渋谷駅への連絡通路(右。結構便利)。下はヒカリエの8階から見た渋谷駅と東急東横店付近。
※全然関係ないですが、渋谷駅前で配られていた「バイトルドットコム」の携帯ストラップ。音声モジュール内蔵で、Bマークを押すと「バイトさがしチューならバイトルドットコム♪」とCMソングを歌います…。
※バイトさがしチューならバイトルドットコム♪(YouTube・2012.7/4 他の人の動画です)
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話変わって、次はNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」関係。
こちらは、東京・大田区の「東邦大学」が、「額田記念東邦大学資料室」で、女子医専時代の当時の女学生の様子や「梅ちゃん先生」への撮影協力関連の資料を展示しています。
「女子医学生が過ごした日々(帝国女子医学薬学専門学校)」
・ 2012年6月12日(火)~9月28日(金)(月~金・10:00~16:00/土日祝閉室)
・無料(「梅ちゃん」以外の、女子医薬専門学校時代の資料の展示は常設展示です)
※「梅ちゃん先生」の台本と、ドラマで使われるはずだった卒業試験の問題。せっかく東邦大の先生が作成し、撮影も行われたものの、時間の関係でカットされ画面には登場しなかったそうです。
*キャンパスウオーク・これが評判!:東邦大医学部 「梅ちゃん先生」に協力/東京(毎日新聞・地方版 2012.6/19)
※本部と展示資料室のある、昔から残る校舎。
※現在の東邦大学医学部(左)と付属大森病院(右)。要請のある救急患者をほぼ全部受け入れ、先端医療を行う大型病院です(経験者は語る…)。
最寄り駅は京急・梅屋敷駅で、現在高架工事の真っ最中ですが、ホームには「梅ちゃん先生」のポスターが多数貼られ、駅のメロディーには、ドラマのテーマ曲「さかさまの空」が使われています。
※梅屋敷駅の駅メロディがSMAP「さかさまの空」に/神奈川新聞・カナロコ(2012.4/9)
※新しいホームでは駅名表示板が紺色地に白抜き文字になるようです。
関連記事 : NHK朝ドラ「梅ちゃん先生」は蒲田が舞台…東京・大田区が観光振興中。(2012.4/2)
(写真は撮影OKのところのものだけです)
参考リンク集 :
*日本博物館協会のHP
*ミュージアム・カフェのサイト
*インターネット・ミュージアムのサイト
*アートスケープ(展覧会・美術館情報)
*東京都歴史文化財団のHP
*ぐるっとパス・関西のHP
*以下にも参加しています。
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