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2013年5月の6件の記事

2013年5月25日 (土)

食べ過ぎ注意! うどんと肉。

うどん県(香川)では、いまや小学生から糖尿病予防検査をします。土佐(高知)では酒の飲み過ぎで体を壊す人が多いですが、讃岐では炭水化物の重ね食いで体を壊す人が多いのです(うどんだけじゃなくて、米もおいしい)。また、男性は牛肉や豚肉を食べ過ぎると糖尿病リスクが高まるとか。

*糖尿病検査、小学生から/県内全市町実施へ うどんも影響?(47NEWS/四国新聞 2013.5/11)

*牛豚肉摂取過多で糖尿病リスク増 男性のみ、6万人追跡調査(47NEWS/共同通信 2013.5/21)

何? 昔は今よりもっと食っていたって? そこが問題です。「昔」は仕事といえば「肉体労働」。それも、農業や塩田づくり、他の工場や建設現場の仕事も「重労働」が普通。塩分だって多少取り過ぎても汗で流れていました(逆に足りないと筋肉が痙攣を起こしたりする)

ところが、今では、地方ほど完全な車社会。大都市では、電車にのるにしても、とにかく自分の足で嫌というほど歩かされますが(足の筋肉を使うから新陳代謝が活発になる)、地方では、歩くのは建物の中と駐車場までぐらい。一度に30メートル歩くのも稀かも。ところが、車を運転すると神経は使う(脳がエネルギーを消費する)ので、やはり腹は減ります。ここで、うどんとご飯を重ね食いすると…良くありません。

※香川とはこんなとこです↓。

(日本一狭い。県面積は島の面積も含むので、県本体はもっと狭い。しかし、土地は平坦だし、たまに水不足になるが気候は温暖。道路舗装率は大阪と並んで全国2位。しかし、交通マナーは悪い。何しろ”バトル・ロワイアル”の土地なんで…)

主食がパンというより肉のアメリカ人も、昔は肉体労働が多かったでしょうが、今では違うでしょう(ストレスも多いでしょうし)。これで、開拓時代みたいに肉を食っていたら、心臓発作や糖尿病が多くなるのは仕方のない話(もっとも、赤ワインでポリフェノールをとるフランス人は肝硬変が多いとか)。

※これは「101歳現役」の医師・日野原重明さんと、院長を務める聖路加国際病院のオススメ健康レシピ本。
病気にならない15の食習慣 (青春新書インテリジェンス) 聖路加国際病院の 愛情健康レシピ

健康のためには、まず食事の最初に野菜サラダを食べるといいとか、オリーブオイルがいいとか、野菜や魚を食べようとか、ポリフェノールをココアやお茶でとろうとか、いろいろありますが、バランスのとれた食事と適度な運動が一番でしょう。野菜や魚も”汚染”されてたら意味ないですし。

※話題の、こんなのもある。
丸の内タニタ食堂 ~行列のできる500kcalのまんぷく定食とお弁当~

とにかく、予防が大事です。

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2013年5月13日 (月)

熱中症の季節です。

そろそろ夏が近づいて来ました。熱中症が心配なシーズンです。
で、その熱中症ですが、夏本番よりも、寒暖の差が激しく、体が暑さになれていない今頃の方が危険だそうです。

というわけで、早速、環境省が「熱中症予防情報」というサイトを作っています。
 

関連記事 : 熱中症に注意!(2012.6/1)

ちなみに、古来からの夏の定番グッズの”うちわ”といえば、本場は香川(うどん)県・丸亀市ですが、新潟県では、地元の金属加工業の技術の高さをアピールするため、今年デビュー35周年で新潟出身の漫画家・高橋留美子さんのキャラクターを使ったステンレス製「ラムちゃんうちわ」を製作したそうです。

*ラムちゃんうちわ、格別だっちゃ 地場メーカー集団が製作(47NEWS/新潟日報 2013.5/13)

*「るーみっくわーるど35」特別サイト

…ちょっと、あおぐのに使うと、かえって熱くなりそうですが。むしろ古代の”銅鏡”みたいなイメージかも。 (^o^)

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2013年5月 7日 (火)

憲法が話題なので。

今年(2013年)は、伊勢神宮と出雲大社の式年遷宮だけでなく、憲法についても話題の多い年です。夏の参院選でも争点になるようです。

憲法は9条問題だけでなくて、国のシステムや国民の生活全分野に関わるものです。

根本理念として「個人」や「言論の自由」を”国家基本法”で否定したり制限するような改定は、時代に逆行するだけでなく、社会を”上から破壊”するもの。国防問題以前の問題です。

国家元首や国防問題では「世界標準」が必要と言いながら、国民の人権の話になると「日本独自の価値観」なるものを勝手に創作して、強制と制限ばかり押し付けるなど問題外。

二言目には、「行き過ぎた個人主義・自由主義を是正すべきだ」と当然の前提かのごとく繰り返す”道学先生”(昔は左翼文化人がやたら倫理にうるさくて、よくこう言われてからかわれたが今では左右逆ですな)がいるが今現在、この日本・日本人以上に、各個人が自主的に秩序もマナーも守る国がどこにあるのか? 是正が必要なのはアナクロの傲慢連中の方まったく、最近は、昔の「左翼進歩的文化人」を裏返しただけの「右翼復古的文化人」が放言を繰り返しています。

彼らの言う「普通の国」ってどこ? 憲法で、主語が”国民”でなく、”国”になっている国(まあ、大陸の中国がそうですが)とか、憲法にまでわざわざ”軍法会議”や”公務員の人権制限”のことまで書いてあるという国の固有名詞を聞きたいものです。

それに「普通の国」=「国際標準」でしょ? で、片や「日本の国柄をはっきりさせたい」(戦前日本の右傾化の発端となった文部省の”国体明徴運動”を連想する)という。どっちなんですかね?

(早い話、これは英語の憲法=“constitution”は「国柄=その国の性質を表す」ので、日本国憲法にもそういう風に書き込むべきだ、という某モノカキの“英文学者”が広めたご意見によるもの。また、「日本人は国旗・国歌を軽んじ、愛国心がない」というのも「アメリカと比較して」の話。基準はいつも米英。これで、「アメリカの押し付け憲法を廃止」したいという。が、自分でも気づかずに「米英式思考に完全に洗脳」されているのは、こういう人たち自身でしょ?「戦後社会の申し子」とは正にこの人達です

また「政府を縛るのは王権時代の憲法で(意味不明。何時の時代のどこの国の話?王権?韓流かぶれですか?)現代では、国民と政府が一体となるべきなのだとか。

某憲法学者とやらも「政府を縛るのは絶対王政時代の考え方で、現代では違う」だとか(失笑。この教授以外の試験でこういう答案を書けば絶対に不合格。強いて言えば、中国共産党は似たような考え方を表明しているが、日本があんな世の中に逆戻りしたら、毎日のように明治時代の「哲学館事件」がおきて、教育現場は大混乱でしょうな)

この学者さんには古代も中世も近代も関係なくごちゃまぜらしい。近代においては王政だろうと独裁制だろうと民主制だろうと、政治権力は全て「絶対権力」です(逆に前近代においてはどれほど専制的でも所詮は神様や先祖の権威を借りた伝統主義の範囲内の権力にすぎない)。故に、唯一この「絶対権力」をコントロールできるのが法律、特に憲法ということ。コノヒトらは、日本の憲法や戦後史以前に「世界史」を学習し直すべき。

「国民と政府が一体」なんて…これはですねえ…全くそのまま「人民=政府」が建前で、その実、政府の権力に全く歯止めがないから人権蹂躙が日常的な「人民共和国」の考え方そのものでしょう。

分かりやすいのが「裁判」。「権力と国民が一体」で裁判やったらどうなるのか?「人民裁判」でしょうが。もちろん、これほど「法の支配」から遠いものはない。単なる吊し上げ・集団リンチです。多数決で個人を殺しても良いことになる。まさに究極のイジメの世界。

そもそも、「人権」の一番最初は「人身保護法」。要するに、ある日突然、個人が身柄を拘束されてブタ箱にブチこまれるのを防ごうというのが人権全ての淵源。したがって、何よりも「個人の尊重」なくして、いかなる人権保護も自由も民主主義もあり得ない。どれほど屁理屈をこねる者がいようと、この原則は変わらない。

「集団が優越」すれば「個人」は無視して良い、など言う者は、まず「自分が黙れ」ば良いのではありませんかね。カルト宗教の信者みたいに。

日頃、政敵を「左翼」といえば攻撃したつもりになっている「右」の方々だけど、「国民と政府が一体の憲法」とは、「人民憲法」そのもの。皇室を担ぎだして、一応(大いなる制限付きで)私有財産を認めてるだけで、根本思想は全く同じ。しかも、自分らではそのことに気づいていないらしい。どこまで幼稚なんだろうか?

支配欲むき出しの政治家や官僚が、ご都合主義でつまみ食いの、発展途上国回帰型の“憲法草案”なるものを触れ回るのを見るとウンザリします現憲法を尊重しないと公言する時点で政治家や公務員失格。まさに“危険思想”だ。今現在ですら「個人情報保護法」をムチャクチャに拡大解釈して公務員の不祥事隠しをするのが日本の役所なのだから、なおさら信用出来ない。ついでにいえば、彼らが理想とする強権体制が現出したら、“政権党”でなくなった途端に最初に取り締まられるのはオタクらですよ。現実に、すぐお隣の国がそうであるように)。

そういうわけで、選挙にいく前に基礎的な知識ぐらいは勉強しときましょう(と、思ってます。まず自分から… (-_-); )。

最近復刊した昔話題になった本↓。これを出してる出版社は雑誌「SAPIO」も出している。世の中単純ではない。
日本国憲法 (小学館アーカイヴス)

※萌え系のこんなのもある.。
Constitution Girls 日本国憲法

一番上の本には家族が温泉に入っている写真がある(女子児童も裸で写っている)し、二番目の本も萌え少女漫画で憲法を解説。”表現規制付き児童ポルノ防止法案”が成立したら、上の2冊は”発禁”になるかも。

※まずは「法学の基礎」から入るならこちら。入門テキストとしては古典的テキスト。
現代法学入門 (有斐閣双書)

はじめての法律学-- HとJの物語 第3版補訂版 (有斐閣アルマ)

憲法入門 (有斐閣双書)

※こちらは、あの池上彰さんの本 ↓ 。
憲法を知ろう!日本と世界の憲法 日本

新解説世界憲法集 第2版

比較憲法

新・資料で考える憲法

※この3月に出たばかりの本で、こんなのもある。
マンガでわかる憲法入門

人権宣言集 (岩波文庫 白 1-1)

憲法とは国家権力への国民からの命令である

マスコミでは「日本特殊論」というのをよく聞かされますが、そのほとんどは、発言者の立場や内容にかかわらず、思い込みか、世論誘導のウソに近いものだと思います。

世界中のどこにも、その国独自の伝統や特殊事情の無い国は無いでしょう。

PKOに派遣された日本の自衛官すら「どこの国からきた軍隊も、それぞれの事情を抱えていた」と報告していたぐらいですから。

二言目には「日本の伝統」(といっても、その大半が明治時代に藩閥政権が作った人工神話)を持ち出すくせに、「日本国憲法は“最古”」とか放言し、片や、カルチャー面では戦後の“現代の”アニメやJ-POP、サブ・カルチャーなどの「クール・ジャパン」が世界中で大人気だとか自慢げに書いている(矛盾を感じないのですかね?)、「歴史の浅い」新聞社もありますが(日本の主要新聞は地方紙も含め100年以上続いている方が多い)、憲法を論ずるのに流行通信みたいなことを言われても困ります。

自衛隊が一番迷惑に思うのが右翼ですが(防衛省で直接聞いた。制服組に。ちなみに勇ましいことばかりいうのは防衛省であれば主に背広組。現場には行かない人たち。要するに“官僚”)、やたらに皇室万歳を叫ぶ人々には今上陛下も(テレビで見ていると)迷惑顔のように見えなくもない。

現状の言論の自由を目一杯満喫している人たちが、他人の自由を制限したいなどとは笑止。

戦前の日本や今の中国のように、社会の矛盾が大きいのに発言の自由がなければ”実力”に訴える者が増えるのは論理的帰結。治安関係法をいくら作ったとて、そもそもテロリストなどは最初から無法者だし、暴動を起こすような集団は、元は善良な人間でも破れかぶれになっているわけだから、抑止効果は低い。

かえって、警察の捜査がでたらめになり、職権乱用が続発するだけです。こうなると、治安警察もテロリストも同レベル。実際に治安関係法で監視されたり、取り締まられるのは一般国民ばかりという、おかしなことになります。

某周辺国のような一党独裁の国から自由な日本を守りたいのに、相手国と同レベルに落ちるのでは、テロに怯えて警察の暴走を許すのと同じ。それこそ、テロリストの勝ちです。

※国家統制がお好きな方が(悪役で)大活躍するこの映画(1998年製作)は、「秩序」や「治安」について考える際、見ておくと参考になる。実際に2001年の9・11同時多発テロ以降のアメリカ社会は、一時期この映画に近い状態になった。
マーシャル・ロー [Blu-ray]

※”The Siege”(原題) Trailer (「マーシャル・ロー」=戒厳令のこと・予告編/英語)

極端から極端へ、飛んだり跳ねたりするのは、ジェットコースターか投機屋さんだけで十分です。

参考記事 : 本は焼かずに読むものです。(2013.5/4)

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2013年5月 6日 (月)

60年に一度のお祭に行って来ました…鴨川市。

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今年(平成25年・2013年)は、伊勢神宮出雲大社60年ぶりに同じ年に式年遷宮する年で、縁結びを求める女性客に、東京―出雲間の夜行寝台列車「サンライズ出雲」(東京から岡山駅までは高松行きのサンライズ瀬戸と連結。うどん県にも寄って欲しいですね)が大人気だそうですが、60年ぶりの大祭が千葉県鴨川市の厳島神社(厳島弁財天巳年大祭本開帳)でもあるというので、5月5日の子どもの日に、「鴨川みなとまつり」の見物も兼ねて、お参りして来ました。

2013

(この祭りの模様は2013年6月8日午後7時から、チバテレビでダイドードリンコスペシャルとして放送される予定です)

JR浜松町駅・東京駅八重洲口から安房鴨川(あわかもがわ)駅行き直行バス(片道2400円。トイレ付き。概ね1時間に1便くらいの間隔で出ています)で、2~3時間。東京湾アクアラインを経由して房総半島を横断。複雑怪奇な高速道路の出入り口から、街灯すら一切ない細い田舎道(夜は真っ暗)まで、巧みに運転する大型バスのドライバーの技術には往復ともに感心しました。

南房総 千葉県鴨川市 / 鴨川ポータルサイト「かもナビ」


大きな地図で見る

天気が快晴だったので(海水もきれいで、トイレやシャワー施設も点在していました)、鴨川市の広々とした海岸(内浦海水浴場)では家族連れやサーファーが大勢繰り出し、「鴨川みなとまつり」も神輿(担ぎ手は女性が多かった)や山車(太鼓たたきなど地元氏子の子どもらが頑張っていた)、模擬店が多数出て、イベントなどもあり、盛況でした。私としては、久しぶりに水平線を見ました。

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厳島神社では2時間も並んで参拝したし、このあと、鴨川シーワールド(ちょっと駅から遠いです。送迎バスはあるけれど、通常のバスは本数少ないし)や、大学病院を除く民間病院としては日本最大規模の亀田総合病院(海岸に専用ヘリポートまである)の前を通りすぎつつ、長々と歩いたり、自然豊かな駅(安房天津・あわあまつ駅)から本数の非常に少ない列車に乗ったりして、安房鴨川駅から2駅隣り(安房小湊・あわこみなと駅)の、誕生寺にも20年ぶりにお参りしたので(前回は仕事の会合で来ました。その当時は「行川(なめかわ)アイランド」もまだ営業していて、フラミンゴ・ショーをやってました)、きっとご利益があるでしょう。

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※下3枚は上から順に、JRの安房鴨川、安房天津、安房小湊の各駅。周辺は自然が豊かでしたねえ・・・ホントに(しみじみ。足が痛いぞ (-_-) )。

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ちなみに、誕生寺は日蓮上人生誕の地で、一方、私が在住する大森の近くにある池上本門寺は、同上人終焉の地と言われています。なお、私は日蓮宗でも弘法大師の真言宗でもないですが(家は一向宗=浄土真宗)。

参考記事 :
*放映前から”アニメの聖地化”で町おこし。日産も協力!…鴨川市(2011.12/29)
*今年は日曜日。池上本門寺の節分豆まき。(2013.2/3)
*広島県はおいしい or おしい? あと島根県も。(2012.4/30)

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誕生寺では、ずらりと並ぶ石灯籠が新調されていました。

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時間に追われて、(数少ない)列車に飛び乗ると、なぜかドア付近に綺麗な女性が(電話か何かだったのでしょう)。どこかで見たような気が。知り合いのようなそうでもないような。この辺りにはほとんど知人はいないし。後で考えるとフリーの女性キャスターの方だったようです。たぶん。2、3回見なおしたりして失礼しました。

しかし、疲れました。海岸や海はきれいでしたが。時間がなくて地元名物の海産物を使った「おらが丼」も食べられなかったし、唯一の知り合いにも連絡取れなかったし。

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2013年5月 4日 (土)

本は焼かずに読むものです。

最近は「舟を編む」「図書館戦争」など、「本」にまつわる映画が続けて公開されていますが、自衛隊が撮影に全面協力したことでも話題になった「図書館戦争」「空飛ぶ広報室」でも協力してますが)の方では、本やメディアが検閲される世の中が舞台です。

図書館戦争 華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)

そういう国は今でもあります(特に日本の周辺には)。かつての日本もそうでした。しかし、こういう国はいつか破綻するものです。

※映画「舟を編む」予告編

※映画「図書館戦争」予告編

映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」では、ショーン・コネリー演ずる考古学者の大学教授がナチスの幹部に「(この本は)焼かずによく読めと書いてあるんだよ」というシーンがあるし、古代では中国の始皇帝が建国した「焚書坑儒」をしましたが、ここも長続きしませんでした。

また、ハインリヒ・ハイネは、戯曲『アルマンゾル("Almansor")』で、『本を焼く者は、やがて人間も焼くようになる』という警句を残しており、そのハイネの本もナチス焚書の対象にされています。予言通りになってしまいましたね。

舟を編む 空飛ぶ広報室

華氏451 [DVD] インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 [DVD]

SFでは「華氏451度」という、レイ・ブラッドベリの名作があります。華氏451度(摂氏233度)は、紙が燃え出す温度(引火点)で、書物が燃やされる暗黒の未来社会が舞台です。

※ Fahrenheit 451 (1966年の映画。監督はフランソワ・トリフォー

そういえば、、ショーン・コネリー主演の映画で「薔薇の名前」という中世の修道士会を舞台にしたミステリー・サスペンスがありましたが、これも、異端を嫌うキリスト教の教会関係者が知識や書物を隠しているお話でした。

薔薇の名前〈上〉 薔薇の名前〈下〉 薔薇の名前 The Name of the Rose [Blu-ray]

※The Name of the Rose Official Trailer #1 - Sean Connery Movie (1986) HD

世の中に少々アングラ本が出まわるからといって、権力を持つ役人や政治家に検閲させると、必ず社会はおかしな方向に進みます。そもそも”検閲大好き役人”の頭の方が大概は支配欲と虚栄心の塊、あるいはコチコチの単細胞で”おかしい”ものです。この場合は“まじめ”だとかえって手に負えないのです(本を読むことは読むが、「正典」「教科書」のオウム返し以外は一切認めない超単細胞な人たちなので。一種の”原理主義”ですな)。

宮武外骨伝 (河出文庫) 宮武外骨・滑稽新聞 第1冊

戦前の日本にも検閲に断固反抗した宮武外骨という、香川出身のジャーナリストがいましたが、特高警察や神がかり的なテロリスト(社会の矛盾が大きいのに発言の自由がなければ”実力”に訴える者が増えるのは論理的帰結。治安関係法をいくら作っても、そもそもが無法者なんだから減るわけがない。警察の捜査がでたらめになり、職権乱用が続発するだけ。特高もテロリストも同レベル)がうろつき、言論や表現の自由の無かった日本は結局、破滅へ向かってしまいました。

政府や軍部の戦争指導も実は絵に描いたような「お役所仕事」で、敗戦にむかって一直線でした(何しろ誰も批判できませんでしたから。敗戦は物量だけの問題ではないし、戦場の兵士がどんなに超人的に奮闘しても、戦争指導や補給システムの欠陥をカバーするのは無理です。逆に文字も読めず算数もできない兵隊だらけでも戦争に勝つ国は勝つ。戦争は”競技会”ではないからです。情報戦や陰謀戦、宣伝戦や経済戦でも最初から負けている訳。”美しい御旗”を振れば相手が畏まってくれるのは同じ日本人同士だけです)。

大本営報道部―言論統制と戦意昂揚の実際 (光人社NF文庫) 大本営発表という権力 (講談社文庫) 太平洋戦争と新聞 (講談社学術文庫)

KGB秘密警察(ナチス・ドイツで言えばゲシュタポ。旧東独ではシュタージ。北朝鮮なら国家保衛部。中国なら国家安全部 etc.)が幅をきかせ、トンチンカンな産業計画経済を国民に押し付けていたソ連(Union of Soviet Socialist Republics:ソビエト社会主義共和国組合…いや連邦。労働者が過保護だったから国が崩壊した訳じゃありません。名前と逆に国民が抑圧されていたから経済がうまく回らず自壊したのです)や東欧の独裁政権も崩壊したし、独裁者が威張り散らしていたアラブ諸国でも2010年からドミノ式にジャスミン(民主化)革命がおきましたし、中国寄りの軍事政権が長らく支配していたミャンマーも最近ようやく民主化しました(逆に中国では思想統制が強化されつつあります。戦前の日本みたいに)。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫) 日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)

憲法がどう改正されても、個人の基本的人権や言論の自由は譲れませんね。形式上「自由」でも政府や役所の一存でどうにでもなるというのでは、強権的な今の周辺各国と同じです(どこの国でも建前ではご立派な憲法や法律があるものです)。

検閲・メディア・文学―江戸から戦後まで 報道電報検閲秘史―丸亀郵便局の日露戦争 (朝日選書) 不許可写真―毎日新聞秘蔵 (1) (毎日ムック―シリーズ20世紀の記憶)

自由がない社会では報道だけでなく、ネットのこんなブログなんかも規制されるでしょうし(現実に中国ではそうです)。今は世界で大人気の「クール・ジャパン」も消滅でしょう。

現代日本の防衛力も、自由な日本国の主権と国民の生命財産を守るためにあるので、政治家や役人の権力維持のためにあるんじゃありません(対外国の「防衛出動」ではなく、国内向けの「治安出動」ってのは、自衛官が一番嫌がる仕事で、現在まで例はないし、日本では警察に機動隊があるので、今後も考えにくい任務です)。某”憲法草案”が成立すれば、自衛隊は「国防軍」か「自衛軍」に昇格かと思いきや、実質国内向けの「治安軍」に格下げでしょう。「警察予備軍」か「保安軍」ですかね。しゃれにもなりませんね。

現代法学入門 (有斐閣双書) 憲法入門 (有斐閣双書) 憲法を知ろう!日本と世界の憲法 日本

改憲議論は結構ですが、”草案”の条文は、9条問題以外も、隅々まで全部見ておく必要があります。特に個人を否定する考え方には注意が必要でしょう。個人なくして自由なし。世界的にも民主化が進むこの時代に、国家統制主義が大好きな方は、最近、見かけ上景気のおよろしい某隣国にでも移住することをオススメします。

憲法改正要件の緩和が提案されてますが、さて、全国に何百万人もいる公務員諸氏は試験の際に、例外なく絶対に憲法についても学習しているわけで、日々の仕事も法律に基づくから問題意識は嫌でも高い。すると、むしろ、改正手続きを提案している政党よりは、公務員の労組と関係が深い政党の方に有利になるかも。そうでなくても、政権が変わるたびに改憲発議されるのも、国民としてどうかと思います。

やたらに国家統制を強めたい”識者”がいるようですが、法律は「作る」のと「運用する」のは「別人」。できた途端に勝手に解釈されて独り歩きします(だから三権分立、特に司法を独立させているのです!なお、裁判も完全ではありませんが、明治の大津事件以来、司法の高い独立性は近代日本の誇りの一つです)。

自分で作った条文が、将来の自分の首を絞めることに気づいてない、お利口なお偉いさんが最近多いみたいですね。

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2013年5月 3日 (金)

社会科見学へ行こう。

先月「旅の手帖」を紹介したからというわけでもないですが、月刊「旅行読売」の今月号(2013年6月号)で、「おもしろ社会科見学」という特集をやってました。

全国の産業科学博物館や企業展示施設の紹介です。最近はテレビでも「社会科見学」的番組が増えましたが、連休に家族で出かけるにはちょうどいいかも。

旅行読売 2013年 06月号 [雑誌]

そういえば「さぬきうどん」の博物館はないなあ。「全国のうどん」とか醤油や酒のならあるが。

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