芸術と宇宙の「夏」
今年の夏は休みといっても遠出する予定もないので、興味のあった美術展や宇宙博などを観に行きました。
「宇宙博2014」や「オルセー美術館の印象派展」、「ボストン美術館のジャポニスム展」は、テレビや雑誌などで紹介されているとおり、充実した内容でした(人出も多かったが。宇宙博は会場が千葉の幕張メッセで、午後は早めに帰ろうとする人が多いらしく、むしろ昼ごろから行って閉館時間の午後5時頃までゆっくり見るのが、あまりならばなくて済み、比較的ストレスが少ないです)。
ただ、印象派展よりも私が印象に残ったのが「冷たい炎の画家」-ヴァロットン展。19世紀末から20世紀初頭に活躍した画家ですが、孤独を感じる作風が、なんとなく、「画家のカフカ」(あんまり読んでないけど)という雰囲気。また、油絵以外にもイラストや版画の作品など、多岐にわたる分野の作品を残していて、ロートレックやムンクにも通じるものがあるのかなあ、本の挿絵などは日本の手塚治虫などにも影響を与えたのでは、などと勝手に連想しました。少なくとも、その後の20世紀の現代美術の先駆け的な画家だったんではないかな~などと思いました。
ヴァロットン展は会場が三菱一号館美術館で、建物はレトロで、JR東京駅にほど近く、周辺もいい雰囲気です。
大体の催しは9月もやってるので、興味ある方は涼しくなってからでもどうぞ。
※東京や関西では、いくつもの博物館・美術館が割引で利用できる「ぐるっとパス」というチケットブックがあります。ご参考まで。
*「ぐるっとパス2014」-東京都歴史文化財団のHP
*ぐるっとパス・関西のHP
*以下にも参加しています。
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