ルパン三世が30年ぶりにTVシリーズ。まずイタリアで。
ルパン三世のTVアニメ・シリーズが30年ぶりに制作され、まずは人気の高いイタリアで放送されるそうです。
*ルパン30年ぶり新シリーズ イタリアで先駆け放送(47NEWS/共同通信 2014.10/15)
*「ルパン三世」アニメ版に30年ぶり新シリーズ イタリアで先行放送(ハフィントン・ポスト/オリコンNEWS 2014.10/15)
制作はファースト・シリーズからルパンを長年手がけてきたトムス・エンタテインメント(テレコム・アニメーションフィルム)とのこと。
まあ、私のようなオジサンだと、やっぱりファースト・シリーズのルパンが最も「大人っぽく」てかっこよく見え、長期間放送されたセカンド・シリーズも馴染み深いけれど、それ以外はよく知らない感じ・・・(見る側のこちらが時期的にいろいろ忙しいこともあったが)。
※ちょい見せ 「ルパン三世 1st series」
※ちょい見せ 「ルパン三世 2nd series」
宮崎駿監督のルパンも、ストーリーと動きが良かったので「カリオストロの城」も含め、好きではあるけれど、最初見たときはキャラクター・デザインが「かわいい」すぎて、ちょっと違和感を持ったのを覚えてます。
※ルパン三世 カリオストロの城 デジタルリマスター版 予告編
そういえば、宮崎監督も関わったアニメ「名探偵ホームズ」(ワンワン・ホームズ)シリーズも最初、イタリアとの共同制作でした。
※ちょい見せ 「名探偵ホームズ」
今度のルパンも面白そうな感じですが、日本での放送は未定とのこと。期待して待ちたいです。
・・・ところで、ルパン三世は確か日仏ハーフのはずですが、原作もアニメも実写版でも、あんまりフランス人っぽいとこが出てこない気が。もう少しユーロ・テイストがあってもいいかなと思っていたのですが、新作シリーズは舞台がサン・マリノ共和国だそうで、こっちも興味深いです。
そういえば、国際情勢がよく登場するコミックには、他に「ゴルゴ13」などがありますが、コレを機会に、というのも何ですが、日本人はもう少し、ヨーロッパ方面の動きに関心を持ち直した方が良いかも。と、いうのも、冷戦が終わって、多極化の時代の今日、結局は世界の「流れ」は、先進国が集中するヨーロッパで、毎日、日常的にワイワイと会議や交流する中で決まっているからです。また、中東やアフリカ諸国も、「欧州に隣接」しています(南米や東南アジアは欧州の旧植民地時代からのつながりが深い。インドや豪州・NZ、カナダは”英連邦”)。
冷戦中は米ソが何でも勝手に決めていたので、日本はアメリカのことだけ知ってれば大きなハズレはなかったけれど、それも今は昔。
日米中などがいくら「今ではウチがNo1」といっても、やっぱり世界の主流からはズレやすい。とはいえ、アメリカはそれでも「唯一の超大国」で東海岸に国のトップがおり、また、英語の国。
問題は日本や中国など、極東の我々。いくら経済大国だといっても、所詮は「世界の果て」に位置し、言葉の壁もある。要するにロシアと同じで世界の田舎者(”中華”の人々は不満でしょうけど)。しかし、国民経済は貿易によって成り立っています。
日本人得意の「好奇心の塊」となって「外国のことを気にしすぎる」くらいでちょうどいいのでは(欧州なら嫌でも毎日外国人だらけ)。誤った民族主義や安直な復古主義で排外主義や全体主義、「精神的鎖国状態」に陥るなど問題外です。
「マスター・キートン」も面白いよ。(^_^)
世界をまたにかける「ルパン三世」で楽しく国際情勢を観察するのもまた一興かな、と思います。
※こちらは元祖の方々。(^^);
※クルーゾー警部が追いかける「ピンク・パンサー」(というか”ファントム”)も怪盗でした。(^^ゞ
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