「しこくへんろみちしるべ」…江戸時代の遍路本を復刻
江戸時代に僧の宥弁房真念法師が作った四国遍路のガイドブックが、原文の読み下し文・現代語訳・ルート地図セットで文庫として復刻されていました。
「四國遍禮道指南(しこくへんろみちしるべ)」 全訳注 (講談社学術文庫) 文庫/
眞念 (著), 稲田 道彦 (翻訳) 本体1,080円+税
四国遍路(辺路)の起源は平安時代に遡るとも言われますが、ほぼ現代の形になったのは江戸時代、おおむねこの本が発行されて以降だろうと言われています。真念法師も、訳者の稲田氏も現地を実際に歩いて回られたとのこと。遍路でなくても四国へ出かける際には、いろいろ参考になりそうな興味深い本だと思います。
*「四國遍禮道指南」(江戸時代の原本のPDF)…香川大学・瀬戸内圏研究センターのHP内
*「四国遍路道指南」「四国遍路道しるべ」…早稲田大学・古典籍総合データベース
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