マイケル・キートンの新聞記者
世間はイギリスの国民投票でEU離脱派が多数となったことや参院・都知事選挙、パナマ文書などなどのことで大騒ぎだし、アメリカのアカデミー賞の時期からも随分とずれていますが、私が最近観た映画の話題。
というのも、近所のキネカ大森で第88回米アカデミー賞作品賞を受賞した「スポットライト 世紀のスクープ」(2015)を観てきたのですが(good!です)、家に帰って、手持ちのDVDを整理していると、「ザ・ペーパー」(1995)という、こちらも新聞社を舞台にした作品があって、こちらも主演が新聞記者役のマイケル・キートンだったので、そういえばあったなあ、といまさらながら驚いた次第(若いのでまだ黒い髪がふさふさ…)。
「ザ・ペーパー」は「スポットライト」と違いコメディですが、監督はロン・ハワードで、他にロバート・デュバルなども出演していて、こちらもかくれた(?)名作。
ニュースを伝えるために日夜走り回っている記者さんの世界を、同じ俳優の別の映画で見比べて見るのもまた一興かと。
いろいろ問題があるとはいえ(当然ですが「完全なマスコミ」なんてありません。”営利企業”で生身の人間が作ってます。故に、”メディア・リテラシー”教育というのも必要になるわけです)、アメリカの話ですが、新聞制作の内側が見られるのも興味深いです。
なお、もうすぐ選挙ですが、新聞やニュース番組を日頃から見て、投票には必ず行きましょう。一般個人のあなたが投票しないと、投票するのは特定の組織票ばかりになって、実際の投票率以上に、一般国民の感覚とは違う政治家ばかりが当選してしまいます。
(ちなみにM・キートン主演でこちらも多くの賞をとった「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(2014/PG-12だ!)もキネカ大森で観た。こちらの主人公=俳優は記者より批評家を気にしてました)
そういえば、最近、バットマン(1989年版と1992年の「バットマン・リターンズ」はM・キートンの出世作)と対決したスーパーマン=クラーク・ケントの「日常のお仕事」は新聞記者だ・・・。
※こちらの80~90年代バットマンで主役の違いを見比べるのも面白いかも。
もっとも、「スーパーマンVSバットマン ジャスティスの誕生」(2016)で、「お前はもう死んでいる」などと「北斗の拳」のケンシロウみたいなセリフをいうスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)の相手をしたバットマン役はベン・アフレックでしたが。
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バットマンの「ダークナイト」シリーズは、ほんとにダークでしたねえ。やや見るのに疲れる。録画はしてあるけど…。
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