色々な色の羽根
7月になって、いろいろと「釈明」に追われるセンセイ方が、胸に見慣れない「黄色い羽根」をつけていました。
調べてみると法務省の「社会を明るくする運動」(再犯防止運動)のシンボルのようです。
他に有名な色の羽根としては、
●赤い羽根・・・中央共同募金会(社会の助け合い運動)
●緑の羽根・・・国土緑化推進機構(国土の緑化推進)
●青い羽根・・・日本水難救済会(水難・海難救助団体への支援)
(ちなみに、日本水難救済会は、明治時代に「海の神様」の讃岐・金刀比羅宮の宮司さんが設立した団体です)
(全部仕事で行ったことがあるな…(^_^;) )
などがあり、他に地方で独自に行われているものもあるようです。
※↓「政府インターネットテレビ」の「青い羽根」運動の紹介動画。冒頭で、(黄色以外の)他の色の羽根の説明もあります。なお、今年(2017年)の「海の日」は今月17日。
*「青い羽根が支える海の救難ボランティア」(紹介動画のページへ)
羽根を提供する鳥さん(そういえば今年は酉年だ)のご冥福を祈りつつ、私もできる範囲で、ご協力をさせていただこうと思います。
・・・ところで、私は誰が助けてくれるのかなあ? 高校・大学で、少しばかり奨学金をもらったことはあるが、それくらい。税金控除もほとんどないし。
恵まれない中年に合いの手、いや愛の手を \(^o^;)/
*以下にも参加しています。
犯罪発生率は戦後一貫して低下しているのに、「テロ等準備罪処罰法」という、テロとはあまり関係のない「共謀罪」もどきを強引に成立させ、一般人が果てしなく犯罪組織やテロ組織の「関係者」にされないか、「あいまい」なまま(刑事罰がつく法律がこれでは困る)の状態では、捜査機関に対しての国民の疑念が沸き起こってしまい、「社会が明るく」なるかどうか疑問ですが、まあ、犯罪追放運動や再犯防止活動自体は必要なものです。
そもそも、法制度で「犯罪の抑止」が効くのはまともな市民だけであって、犯罪組織やテロ集団というのは、本質的に「無法者」なので、法で裁くことは出来ても、「抑止」するのは無理。
ですので、「防犯活動」というのは、「社会的努力」の方が重要です。
といっても、それは「社会格差の是正」とか「雇用環境の安定」とか、「民生委員」や「保護司」活動の充実とか、今回の「テロ~」法案を推し進めた人々には、あまり関心がなさそうな「地味」で「社会福祉的」な分野ばかり。「情報提供」と言う名の密告なんて、社会を破壊するだけで、「信用」が最優先の、経済活動も停滞するでしょう。日本社会は、このさき、どうなるのでしょうねえ。
ちなみに、旧東ドイツでは密告制度が奨励されていたおかげで、市民同士の信頼関係が大きく阻害され、東西ドイツ統一後の現在でも、市民の心に大きな傷を残しています。(なにしろドイツなので、どっかの国と違って「記録」が全て残っている。それを見た市民がまた衝撃を受けている、とのことです)
「共謀罪」がないのは、主要国で日本だけだったと申されますが、先進国では当たり前の警察の取り調べの透明性とか、容疑者の人権保護の諸制度とか、「刑事訴訟法」関連の各種制度が、日本では未整備な場合が多いのです。また、公安警察と刑事警察が後進国のように未分化。「テロ~」法自体よりも、こっちが問題なのです。野党の弁護士議員さんには、その辺りのとこも、もっと国会で追及してほしかったのですが。全く低調な議論で、がっかりです。
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