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2017年11月14日 (火)

映画「ゴッホ~最期の手紙~」観てきました。

“動く油絵”で迫る“ゴッホ最期の真実”

印象派のゴッホ・タッチの絵が動いてるだけでもすごいが、ドラマの方もなかなか見せてくれます。

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※映画「ゴッホ~最期の手紙~」劇場パンフレット(800円+税)

この映画でなんといっても“印象的”なのが、フィンセント・ファン・ゴッホ油絵の作品が、そのままアニメーションとなって動くこと。この動画を見ているだけでも画面に引き込まれてしまいます。

映画「ゴッホ ~最期の手紙~」のサイト

「Loving Vincent」(原題・英語)のサイト

※映画『ゴッホ ~最期の手紙~』日本版予告編

※全編が動く油絵!映画『ゴッホ 最期の手紙』特報

ストーリーは、ゴッホが最後に出そうとしたという「最期のときの手紙」を、友人だった郵便局長が持っており、手紙を託された息子のアルマン・ルーラン(ダグラス・ブース/この物語の主人公はこの人)が、その受取人を探し求めていくうちに、図らずも、一般に自殺とされているゴッホの死の謎に迫っていくというもの。

これがなかなか良くできていて、主人公もゴッホの周辺にいた人々も存在感があり、各登場人物の感情の動きも惹かれるものがあるし、展開に意外性もあって、ミステリーかサスペンスとしても良く出来ているように思いました(ゴッホ自身は回想にしか出てこないので、一番影が薄いかも)。

通常の実写映画であっても、十分楽しめる秀作だと思います。また、心理描写やセリフが印象的なので、舞台劇にも向いた脚本かもしれません。

あまり大々的に宣伝はされていませんが、ゴッホ展はしばしば開かれているし、ゴッホやアニメの表現技法、モーション・キャプチャーなどに興味のある人にはお勧めです。

※「Loving Vincent(原題)」Official Theatrical Trailer

※「Loving Vincent(原題)」 - Making Of (メイキング)

「Loving Vincent」のYoutubeのチャンネル

※なお、こちら↓は、ゴッホ自身の伝記映画の古典「炎の人ゴッホ(原題:Lust for Life) 」(1956)。ゴッホはカーク・ダグラス、一時同居した画家仲間のポール・ゴーギャンをアンソニー・クインが演じるという豪華な顔ぶれ。現在の一般のゴッホのイメージは、ほとんどこの映画が原点だろうと、どっかで読んだ気がします。

※「炎の人ゴッホ/Lust for Life」 - 予告編・Trailer(英語)

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