イブの夜に…「GHOST IN THE SHELL」\(^o^)/
…を、今ごろ名画座で見てきました。
甲殻類が好き!・・・もとい「攻殻機動隊」の待望の実写版。押井守監督のアニメ版劇場映画第1作へのリスペクトが随所に見られますが、全体的には「攻殻機動隊」というより「ロボコップ」みたいかも。ビジュアル的には立体ホログラム広告で埋め尽くされた大都会の風景が印象的。
仮想世界が繁雑に出てくるので「マトリックス」を連想する風味も少々。
「私は誰?」とか「現実と仮想の間」、「肥大化した企業の横暴」というテーマを追求すると、どうしてもこうなってしまうのかもしれません。これらのテーマはアメリカ映画としては外せないのでしょう。
いろいろな「処置」をする際に、いちいち「同意」の確認のシーンがあるのも、個人の意思確認や情報セキュリティにうるさいアメリカならではかも。
アニメ版ではチーム・リーダーとしての「少佐」の強い個性が際立っていましたが、本作ではテーマが変わって、「少佐」の自我が揺れ動いてます。
スカーレット・ヨハンソンの少佐(素子。最初のうちはミラ)は悪くないです。他に適役もなかなかいなさそうだし。
ピルー・アスベックのバトーはかっこいい。ヨン・ハンのトグサははまり役でした。荒巻をビートたけしが演じているが、やはりどうも「アウトレイジ」のイメージが…。
それより何より、クレジットがほとんど見当たらないが、桃井かおりが出ていて、台詞が全部英語だけどこの演技が良かったです!
本作自体は及第点という感じでしたが、この作品の関係者は今後他で活躍してくれそうな気がする一作でした。
※『ゴースト・イン・ザ・シェル』 本予告
*全然関係ないけど、こちら↓は、クリスマス・イブの夜にスクルージおじさんのとこに3人の「ゴースト」が現れるお話。(^o^)
*以下にも参加しています。
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