« 穴守稲荷・羽田界隈さんぽ | トップページ | 「諸国名所絵図めぐり」見てきました。 »

2018年2月20日 (火)

キネカ大森に“政府”からお祝い花が…!?

Dsc_2500

東京・大森の「キネカ大森の名画座プログラムで、現在シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督・2016年)と「激動の昭和史 沖縄決戦」(岡本喜八監督・1971年)の2本立て(2018.2/17~2/23)をやってますが、なんと、というか「シン・ゴジラ」のトークショーがあったから当然なのか、岡本喜八監督の人徳なのか、官邸・内閣官房・防衛省・統合幕僚監部の方々からお祝いの花が贈られていました。

(…といっても「シン・ゴジラ」に出てくる役名の人たちでしたが。(^^;ゞ 一瞬信じ込んでしまった)

岡本監督の映画には、けっこう政府や軍部不信の内容のものもあるのですが、現実世界では、災害派遣などで、自衛隊への国民の信頼が高まってきたという社会情勢や、映画撮影に協力的になったという役所の意識の変化もあります。

Dsc_2501

ちなみに、「沖縄決戦」は、デジタル上映が主流の今では珍しい35ミリ・フィルムの上映。本編が長いのもあって(148分)、映写機にフィルムを掛け替える時間=インター・ミッション(休憩時間)もありました(フィルム自体も相当使いこまれてましたね)。

また、「シン・ゴジラ」は大田区など大森周辺も多数登場する、このあたりの“ご当地映画”でもあります。

※右の写真の人が岡本喜八監督。
Dsc_2502

Dsc_2503
※キネカ大森は西友大森店5Fにあります。
Dsc_2506

参考記事 : 東京・城南”地元映画”…「シン・ゴジラ」観てきました。(2016.7/29)

激動の昭和史 沖縄決戦 [東宝DVD名作セレクション] 岡本喜八の全映画

シン・ゴジラ Blu-ray特別版3枚組 シン・ゴジラ政府・自衛隊 事態対処研究 (ホビージャパンMOOK 789)

それから岡本監督には、ほかに「日本のいちばん長い日」や「肉弾」、「ブルー・クリスマス」、「ダイナマイトどんどん」「大誘拐」など著名な作品が多いですが、私としては「独立愚連隊」「同・西へ」がおすすめ。日本の戦争映画には珍しいアクションとサスペンスのストーリー展開で見せる手法が秀逸(反戦映画は他にいくらでもあるし、そもそもドキュメンタリーではないので。なお、製作当時は西部劇が大ヒットしている頃で、そのテイストを取り入れているとのことです)。主演の佐藤允さんがなくなった時に、あまり大きいニュースにならなかったのは残念でした。それと、ここで挙げた作品はじめ1960~70年代の戦争映画に「若大将」の加山雄三さんがよくでているのですが、もちろん今もバリバリ現役。すごいですね~。

独立愚連隊 [DVD] 独立愚連隊西へ [DVD]

*以下にも参加しています。

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ

|

« 穴守稲荷・羽田界隈さんぽ | トップページ | 「諸国名所絵図めぐり」見てきました。 »

旅行・地域」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: キネカ大森に“政府”からお祝い花が…!?:

« 穴守稲荷・羽田界隈さんぽ | トップページ | 「諸国名所絵図めぐり」見てきました。 »