自衛隊の映画協力今昔…
え?「めぞん一刻」の”八神いぶき”がいまごろスピンオフ映画になったって? …あ、先日(2019.5/24)公開の映画「空母いぶき」か。(原作はもちろん、かわぐちかいじ氏のコミック「空母いぶき」)
・・・特に意味はありません。ダジャレです。m(_ _)m
※「空母いぶき」予告編(キノフィルムズ)
それにしても、「国籍不明の武装勢力が来た」という設定の陸自版映画に「宣戦布告」(2002。原作は麻生幾氏の小説)というのがあるのですが、こちらは防衛庁(当時)の協力が全く得られなくて撮影に非常に苦労したとのこと。
戦後長らくは、「ゴジラ」や「ガメラ」のような怪獣相手のファンタジーであれば自衛隊の協力を得られたが、「人間相手」の戦闘ではなまなましくて、かえって協力は得られなかったようです。
ところが、「空母いぶき」と同じく某国の方々が暗躍する「亡国のイージス」(2005。原作は福井晴敏氏の小説。よく考えると海自のイージス護衛艦が反乱に近いことを起こすというすごい内容)や「ミッドナイト・イーグル」(2007。原作は高嶋哲夫氏の小説)あたりからは防衛省(2007年に庁から昇格)・自衛隊が全面協力。
「戦国自衛隊」(1979)と「戦国自衛隊1549」(2005)でも、同じく全面拒否と全面協力の違いが(1979年版では61式戦車もプラモデルを参考にして図面を引き、動く実物大レプリカを作ったが、2005年版では実物の90式戦車が大活躍)。石破さんが防衛庁長官・大臣をやったころからずいぶん方針が変わったようです。
いまはアニメの「宇宙戦艦ヤマト」や「機動戦士ガンダム」のシリーズでも、”ひそねとまそたん”(という空自各務原基地を舞台にしたアニメ)でもなんでも(「シン・ゴジラ」など「ゴジラ」シリーズはもちろん、その他たくさんの作品で)、大変協力的な模様です。女子高生の八神いぶきが活躍していた「めぞん一刻」の時代(1980年代)と違って、少子化で隊員募集も大変ですし。
参考記事 :
・高松が”ゴルゴ13”の舞台に!(201.4/26)
・原作→NHKで映像化→映画化の作品まとめ(2011.5/1)
ちなみに、80年代当時の男の若者は、「近代医療が普及している現代、戦争もないので、男が死なない。男は余っている」と散々言われていました。これでいまごろ、未婚化だの少子化だの言われましてもね。独身だと税金の控除もほとんどないしねえ。ほ~~んと。
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