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2019年6月 1日 (土)

自衛隊の映画協力今昔…

え?「めぞん一刻」”八神いぶき”がいまごろスピンオフ映画になったって?
…あ、先日(2019.5/24)公開の映画「空母いぶきか。(原作はもちろん、かわぐちかいじ氏のコミック「空母いぶき」

・・・特に意味はありません。ダジャレです。m(_ _)m

※「空母いぶき」予告編(キノフィルムズ)

それにしても、「国籍不明の武装勢力が来た」という設定の陸自版映画に「宣戦布告」(2002。原作は麻生幾氏の小説)というのがあるのですが、こちらは防衛庁(当時)の協力が全く得られなくて撮影に非常に苦労したとのこと。

戦後長らくは、「ゴジラ」「ガメラ」のような怪獣相手のファンタジーであれば自衛隊の協力を得られたが、「人間相手」の戦闘ではなまなましくて、かえって協力は得られなかったようです。

ところが、「空母いぶき」と同じく某国の方々が暗躍する「亡国のイージス」(2005。原作は福井晴敏氏の小説。よく考えると海自のイージス護衛艦が反乱に近いことを起こすというすごい内容)や「ミッドナイト・イーグル」(2007。原作は高嶋哲夫氏の小説)あたりからは防衛省(2007年に庁から昇格)・自衛隊が全面協力。

「戦国自衛隊」(1979)と「戦国自衛隊1549」(2005)でも、同じく全面拒否と全面協力の違いが(1979年版では61式戦車もプラモデルを参考にして図面を引き、動く実物大レプリカを作ったが、2005年版では実物の90式戦車が大活躍)。石破さんが防衛庁長官・大臣をやったころからずいぶん方針が変わったようです。

いまはアニメの「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」のシリーズでも、”ひそねとまそたん”(という空自各務原基地を舞台にしたアニメ)でもなんでも(「シン・ゴジラ」など「ゴジラ」シリーズはもちろん、その他たくさんの作品で)、大変協力的な模様です。女子高生の八神いぶきが活躍していた「めぞん一刻」の時代(1980年代)と違って、少子化で隊員募集も大変ですし。

Hisone-to-masotan

Shingodzilla

参考記事 :
高松が”ゴルゴ13”の舞台に!(201.4/26)
原作→NHKで映像化→映画化の作品まとめ(2011.5/1)

宣戦布告 [DVD] 加筆完全版 宣戦布告 上 (講談社文庫) 加筆完全版 宣戦布告 下 (講談社文庫) 
亡国のイージス [DVD] 亡国のイージス ミッドナイトイーグル スタンダード・エディション [DVD]
戦国自衛隊 デジタル・リマスター版 [DVD] 戦国自衛隊1549 標準装備版 (初回限定生産) [DVD] 戦国自衛隊 (角川文庫) 

ちなみに、80年代当時の男の若者は、「近代医療が普及している現代、戦争もないので、男が死なない。男は余っている」と散々言われていました。これでいまごろ、未婚化だの少子化だの言われましてもね。独身だと税金の控除もほとんどないしねえ。ほ~~んと。

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