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2020年1月の4件の記事

2020年1月24日 (金)

「桃太郎」で考える正義と法律…。

先日(2020.1/11)放送された、テレ朝の「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん2時間SP」でも、紹介されていましたが、小学生が自ら調べた「桃太郎伝説の真実」、つまり、明治に国定教科書用に作り変えられる以前の桃太郎の昔話についてまとめられた本「桃太郎は盗人なのか?-「桃太郎」から考える鬼の正体-」が話題になっているようです。

明治時代より前の昔話では、桃太郎は全然正義の味方ではなく"切り取り強盗は武士の習い"を地で行くような感じでしたが(古今東西、中世以前の昔話というのは、本来だいたいは残酷で怖いものです。かわいい話にしてしまうは、おそらく近代のアメリカと日本が顕著でしょう)、明治時代になると、300諸侯と領民に分かれていた日本人を一つの国民にまとめるためと対外戦争のため、「悪い敵をやっつける英雄の話」として教科書を通じて全国に広められたということのようで、非常に興味深い内容でした。

 *「桃太郎盗人説」の真偽は? 小学5年生の文部科学大臣賞受賞作品が単行本化(ダ・ヴィンチニュース 2019.11/25)

桃太郎は盗人なのか?―「桃太郎」から考える鬼の正体

それと、この本とは全く関係なく、法務省と東大法科大学院・法学部生有志により制作された、もう一つの桃太郎のマンガがあり、それが「桃太郎と学ぶ民法(債権法)改正後のルール」(リンク先はPDF)です。これは、明治以来120年ぶりの大改正が行われて2017年に成立、この2020年4月から施行される改正民法(法務省のHP)についての広報パンフレットです(下の画像は表紙だけ)。

Momotarominpou

桃太郎の鬼退治や宝物を奪った行為が「不法行為」とされてしまったり(そりゃそうだ)、桃太郎がいろんなトラブルに巻き込まれて、各事件と法律との関わりが紹介されています。

それぞれ全然別々に作られた「桃太郎本」ですが、これを機会に、誰でも知っている桃太郎を素材にして、社会正義や各時代の社会の背景、法律について考えるのも面白いと思います。

※こんな動画もあった。こちらは刑事事件の話ですが日弁連の裁判員制度10周年」広報用ムービー(2019.12/25)の第1話「モモタロウ裁判」。もっとも、こっちの場合、つづく第2話赤ずきん裁判の方が興味深いですが。

参考記事 : 不眠症に最適!?法律のお勉強。(2020.1/16)

※直接は関係ないが、こんな本もある↓(^^;)。ユニーク!
もしも桃太郎が少年ジャンプの連載だったら

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2020年1月16日 (木)

不眠症に最適!?法律のお勉強。

さて、東京五輪イヤーの本年・2020年ですが、日本国においては、明治以来の大改正となった改正民法(2017年成立)が、ついにこの4月から施行されるという、社会的にも大きな変化があります。

今日から役立つ民法 オリエンテーション民法

民法改正がわかった 知らないと大変! 民法改正Q&A (暮らしとおかね)

元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[改訂第3版] 法学部、ロースクール、司法研修所で学ぶ法律知識――主要10法と法的思考のエッセンス

民法(1898年施行)のうち、親族・相続関係の法律は、戦後すぐに大改正があったのと、その他、最近も相続や養子、成人年齢などについて、ちょくちょく改正されていますが、その他の総則・物権・債権に関しては、おおむね長らく明治時代のままでした(文章も漢字・カタカナ・文語調)。ようやく21世紀になって、文体は漢字・ひらがな・口語体となり(民法現代語化・2005年施行)、今回、主に債権(契約・取引)分野が大きく改正され、時効期間とか保証関係などの内容が変わります。

基本的には、いままでの法律運用で定着してきた条文解釈や判例を明文化したものが多いとのことですが、明らかに変わった部分もあるので、どちらさまも一応は関心を持った方が良いと思います。

というわけで、私はとりあえず、東京商工会議所のビジネス実務法務検定(2・3級/1級は論述式で民間資格にしては大変難しいです)や、その他の法律関係の勉強などをしておりますが、まあ、しかし、やっぱり眠くなります。各々の分野では、国民誰しもが理解できる(はずの)内容ですが、資格試験などになると、一度に問われる範囲が広範なので、やはり大変です。

Biz

とはいえ、中年にもなると、寝付きが悪くなるので、法律の入門書を読んでいれば、間違いなく眠くなるし、逆に、ちゃんと読んだり、Youtubeなどでいろいろな法律系の解説を聞いて理解すれば、知識が増えるので、どっちにころんでもお得です。

また、宅建とか行政書士、司法書士などの国家資格の試験に挑戦してみるのも、合格して資格を取得しても収入に直結するとは限らない反面、合格しなくてもひととおり勉強する(入門テキストを通読するなど…)だけで、それなりの常識的な法律知識が得られるわけで、よほど(資格学校などに)お金をつぎ込まない限りは損はありません。

そういうわけで、スポーツや語学もいいですが、今年は法律の学習にも関心を持つのに良い年ではないかと思います。

※↓ こちらは刑法がメインのようですが、今話題の家族で読める法律全般の入門書。
こども六法

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2020年1月 2日 (木)

みんな頑張れ!混戦戦国時代の2020箱根駅伝。

Dsc_0936

第96回箱根駅伝。五輪イヤーの今年(2020年)は、強豪ひしめく戦国時代に。

1区約12Km地点のしながわ水族館前辺りでは、各校の選手が力強く走り抜けていきました。

Dsc_0939

*箱根駅伝公式Webサイト

*第96回箱根駅伝(日本テレビ)

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※↑上の写真は、今年のコースマップ・ネックウォーマー・初売りチラシなどを配る東京トヨペット・カーテラス大森店のみなさん。

関連記事 : 大寒波だけど頑張れ! 2019箱根駅伝。(2019.1/2)

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2020年1月 1日 (水)

新年ご挨拶。

新年明けましておめでとうございます。

2020

西暦(グレゴリオ暦)2020年で令和2年の今年は、なんだか「20」とか二十歳、「2」とか「Couple(カップル)」が注目されそうです。

また、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催され、今年に合わせて、いろいろなサービスや施設の利用開始が始まるだろうと思います。なんにせよ、良いニュースの多い年になってほしいものです。

Tokyo2020

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