不眠症に最適!?法律のお勉強。
さて、東京五輪イヤーの本年・2020年ですが、日本国においては、明治以来の大改正となった改正民法(2017年成立)が、ついにこの4月から施行されるという、社会的にも大きな変化があります。
民法(1898年施行)のうち、親族・相続関係の法律は、戦後すぐに大改正があったのと、その他、最近も相続や養子、成人年齢などについて、ちょくちょく改正されていますが、その他の総則・物権・債権に関しては、おおむね長らく明治時代のままでした(文章も漢字・カタカナ・文語調)。ようやく21世紀になって、文体は漢字・ひらがな・口語体となり(民法現代語化・2005年施行)、今回、主に債権(契約・取引)分野が大きく改正され、時効期間とか保証関係などの内容が変わります。
基本的には、いままでの法律運用で定着してきた条文解釈や判例を明文化したものが多いとのことですが、明らかに変わった部分もあるので、どちらさまも一応は関心を持った方が良いと思います。
というわけで、私はとりあえず、東京商工会議所のビジネス実務法務検定(2・3級/1級は論述式で民間資格にしては大変難しいです)や、その他の法律関係の勉強などをしておりますが、まあ、しかし、やっぱり眠くなります。各々の分野では、国民誰しもが理解できる(はずの)内容ですが、資格試験などになると、一度に問われる範囲が広範なので、やはり大変です。
とはいえ、中年にもなると、寝付きが悪くなるので、法律の入門書を読んでいれば、間違いなく眠くなるし、逆に、ちゃんと読んだり、Youtubeなどでいろいろな法律系の解説を聞いて理解すれば、知識が増えるので、どっちにころんでもお得です。
また、宅建とか行政書士、司法書士などの国家資格の試験に挑戦してみるのも、合格して資格を取得しても収入に直結するとは限らない反面、合格しなくてもひととおり勉強する(入門テキストを通読するなど…)だけで、それなりの常識的な法律知識が得られるわけで、よほど(資格学校などに)お金をつぎ込まない限りは損はありません。
そういうわけで、スポーツや語学もいいですが、今年は法律の学習にも関心を持つのに良い年ではないかと思います。
※↓ こちらは刑法がメインのようですが、今話題の家族で読める法律全般の入門書。
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