終戦当時の労苦を偲ぶ夏
今年(2022年)は2月にロシアが隣国ウクライナに軍事侵攻するという衝撃的な事件があり、現在も戦争が継続中です。第二次大戦関係の書籍はコンスタントに発行され続けていますが、今年は期せずして旧ソ連・ロシア・ウクライナ関連の本や映画がいろいろ話題になりました。
戦争での夫婦生き別れの話の映画「ひまわり」とか、小説「同志少女よ、敵を撃て」(2022年本屋大賞受賞)、ドキュメント(コミックもあり)「戦争は女の顔をしていない」、ノンフィクション&コミック「ラーゲリ 収容所からきた遺書」、コミック「国境のエミーリャ」などなどです。
*<ブルボン小林 月刊マンガホニャララ>(39)戦争がもたらす不条理な抑圧=「ラーゲリ 収容所からきた遺書」と「国境のエミーリャ」の紹介(東京新聞・本・東京ブックカフェ 2022.7/18)
このうち、「ラーゲリ 収容所からきた遺書」は、第2次大戦の終戦後、大陸でソ連軍に降伏した日本軍部隊がシベリアに連行され、ラーゲリ(捕虜の強制収容所)で強制労働させられた人々の物語で、テレビドラマや映画にもなりましたが、このシベリアに連行された捕虜の方々、および民間の大陸からの引揚者の労苦を偲ぶ施設として、東京・新宿に「平和祈念展示資料館」があり、また、東京・九段近くには昭和時代全般の庶民の生活を振り返る施設「昭和館」、傷痍軍人の労苦を偲ぶ「しょうけい館」など、戦争と平和を考える政府設置の施設があります。
毎年、夏休みの時期にはこの3館が共同でスタンプラリー(2022.7/16〜9/4)をしており、九段には靖国神社もありますから、コロナ感染症や熱中症には気をつけつつ、関連施設を巡って、改めて戦争に巻き込まれた人々の労苦を偲ぶことが、今年は例年にもまして重要かなと考える今日このごろです。
※追記:3館回ってきました。3館のスタンプ3つを集めると、今年は、昭和の大イラストレーター・小松崎茂さんのイラスト入クリアファイルやノート、グラフィックデザイナー・編集者・花森安治さんのイラスト入りミニクリアファイル、ボールペンなどのオリジナルグッズがもらえます。大人のほか、自由研究をしているらしい小学生も来ていました。夏休み期間中の企画展示もそれぞれ興味深いものでした。なお、昭和館としょうけい館は写真NGですが、平和祈念展示資料館は、シベリア抑留の強制収容所での兵士の生活や大陸からの引き上げ者の生活の様子などの再現ジオラマなどの展示資料がありますが、いずれも撮影OKです。
*以下にも参加しています。
| 固定リンク
「アニメ・コミック」カテゴリの記事
- 令和のSFコミックのアニメ化は紙版テイスト。(2026.05.17)
- 「フォース」の使い方、日米SFの違い。ロボットとは逆。(2025.06.26)
- アンドロイドT800とT8000。(2025.06.22)
- 世田谷文学館「士郎正宗の世界展」行ってきました。(2025.05.04)
- 「宇宙戦艦ヤマト 全記録展」に行ってきました。(2025.03.22)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 「空海と真言の名宝」展観てきました。(2026.08.03)
- 昭和100(周)年。昭和を偲ぶスタンプラリー(2026.08.01)
- JR大森駅が開業150周年!(2026.06.13)
- 日本橋三越で「皇宮警察創立140周年記念展」。(2026.06.01)
- マリオンのからくり時計にジェダイの騎士が。(2026.05.01)
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー」観てきました。(2026.06.02)
- マリオンのからくり時計にジェダイの騎士が。(2026.05.01)
- 「フォース」の使い方、日米SFの違い。ロボットとは逆。(2025.06.26)
- アンドロイドT800とT8000。(2025.06.22)
- 「坂の上の雲」の次は「アストリッドとラファエル」@NHK(2025.04.01)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 古代超大国の庶民の暮らし「古代エジプト人の愉快な日常」(2026.09.03)
- 書籍「だれでも防災」(再紹介)(2026.08.11)
- ありそうでなかった?「ふりがな日本地図帳」&「日本の分け方」(2026.07.02)
- 三省堂・神保町本店がリニューアル・オープン!(2026.03.28)
- 書籍紹介:災害から日本史を見直してみる本。(2026.03.16)
「日々雑感」カテゴリの記事
- 語学・文化比較系Youtuberの人たちが面白い。(2026.04.04)
- NORADのサンタ追跡が70周年!(2025.12.18)
- この年末年始も9連休だ。(2025.12.01)
- 国勢調査は電子メールやSNSでは来ません!(2025.10.01)
- 2024東京クリスマスツリーいろいろ。NORADは今年もサンタを追います(2024.12.17)












コメント