川崎大師・大開帳奉修に行ってきました。
昨年(2023・令和5年)は弘法大師・空海ご生誕1250年でしたが、今年(2024・令和6年)は弘法大師が御本尊の、神奈川県川崎市の川崎大師・平間寺の10年に一度の大開帳奉修(2024・令和6年5/1~5/31)の年で、「南無阿弥陀佛」と赤い字でかかれた「赤札」(弘法大師の筆によるといわれる字体を本山の貫首さんが精進潔斎して自ら一枚一枚刷られたとの由)が授与(無料)されるとのことで、参拝してまいりました。また、最寄り駅の京急川崎大師駅では、記念の特別切符が限定1000部発売されるとのことで、こちらも参拝に先立って入手。1500円の切符だけと3000円の御朱印帳つきがあり、せっかくなので御朱印帳付きを購入。お寺の方で御朱印(300円)を押してもらいました(大開帳奉修記念専用の御朱印紙・1500円も別に頒布されています。)。
あいにくの曇り・雨模様で肌寒かったのと、朝早くから訪れたので奉修の間の待ち時間が3時間以上にもなって、待ってるだけでくたくたに。赤札入手のための他の大勢(数百人くらい)の参拝客と忍耐強く並んで待っていましたが、赤札授与が何時からになるのか誰にもわからないので、「これも修行」と考えつつも、かなりいらいら。案内係(警備員)の人が「これからご案内します」と言ったときは、「おぉ~~」とどよめきと拍手が巻き起こるほどでした。
靴を脱いで並んでいる時に配られた袋に入れ(濡れた傘も袋に)、お堂内で合掌して「南無大師遍照金剛」と唱えながらご本尊の前と居並ぶお坊さんたちの横を通って赤札授与会場まで歩き、ようやく貫首さんから手渡しで赤札を頂いて、屋外に出てから「赤札入れ」を露店で別途購入してミッション・コンプリート。境内では多くの飲食やお土産の露店も出ていて、天気が良ければいつもは大賑わいなのですが、今回は雨が強くて開店休業ばかりでした。もっとも、参道の方の門前商店街は通常通り賑やかに営業しているし、大開帳奉修は5月いっぱい行われるので、G.W.の後半以降、天候に恵まれれば境内の露店も大いに賑わうでしょう。会期中はずっと「縁日」ですね。
この他、大本堂の前に供養塔の柱が立ち、御本尊からのお手綱がつながっていて御本尊との縁を結ぶこともでき、「寺宝展」では弘法大師の一生の絵巻や掛け軸などの展示が行われていました。5月5日のこどもの日も近いので、旗竿に鯉のぼりもあげられていました。
参拝客は老若男女、幅広い層が訪れていましたが、駅で記念きっぷを買う時にたまたま一つ前に少年がいて、保護者は見当たらなかったので、鉄道系の切符が目当てのいわゆる"博士ちゃん”かと思っていましたが、後刻、境内の「献香所」(大香炉)や大本堂の方でも見かけて、3時間待ちの赤札授与の行列の中にも見かけたので、いや若いのに信仰の行事に熱心な子もいるものだと感心しました(鉄道ではなく仏教系博士ちゃんかも)。
いずれにしろ、厄除け・息災のご利益を期待したいものです。
関連記事 :
・弘法大師ご誕生1250年。川崎大師にお参りしてきました。(2023.5/5)
※幸福を呼ぶ“特別なお札”が人気「川崎大師」10年に一度の大開帳奉修(2024年5月1日)(ANNnewsCH)
*以下にも参加しています。
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