2024年6月の3件の記事
2024年6月 2日 (日)
「映画・からかい上手の高木さん」観てきました。
5月末(2024.5/31)から公開中のオール小豆島ロケ「映画・からかい上手の高木さん」を見てきました。
TBSテレビで2024年4~5月に放映された実写版深夜ドラマの10年後のお話。高木さんが西片と中学生までを過ごした島から、父親の転勤に伴ってフランス・パリへ旅立ち、後、帰国して現在、東京の大学に通学中。そして、体育教師となった西片が勤めている二人の母校に、高木さんが美術の教育実習生としてやってくるところから始まる、原作にはないオリジナルストーリーです。
高木・西片コンビはじめ、かつてのクラスメイトや現在の中学生の教え子たちなど、登場人物の心には常にさざ波がたっているようでしたが、全体として西片の住む島は今日も平和。お日柄もよく、島は風光明媚で、周囲の海の波も静かなのでした。アニメの「日常」と違って、ほんとに穏やかな時間が流れる島の日常。当たり前のようでいて、実はそうとは言い切れない大切なことです。
まあ、本作に関しては、「からかい上手の高木さん」の話より意思や感情の表現が不器用すぎる高校生たちの話「君に届け」を見ているような感じがしなくもありませんでしたが・・・。舞台の島を小豆島だと仮定した場合、思うに、うどん(香川)県本土の人はあんなにナイーブじゃない気がする、のは自分だけかな? 高松市出身ですが。それとも昭和と平成・令和の世代の差かな。
(今年(2024年)7月11日から、「高木さん」の原作者(山本崇一朗さん)と同じ香川出身の作家・爪切男さんの原作小説「クラスメイトの女子、全員好きでした」が読売テレビ(日テレ系列)でドラマ化されて放映されるそうですが、こちらはウルトラ個性派の人々が登場する模様。これほどではないにしても、昭和の讃岐の地場育ちの感覚ではこっちの方が実態にち・・・以下略。(^_^;))
ちなみに、小豆島はよく小説や映画などの舞台になるところで、主なところでは「二十四の瞳」や「八日目の蝉」、ロケ地だけでは「実写版・魔女の宅急便」があります。小豆島は瀬戸内海で淡路島に次いで大きく、オリーブや醤油にそうめん、農村歌舞伎、寒霞渓やエンジェルロード(干潮時だけ現れる海の砂洲の道)などでも有名で、観光地としてもおすすめのスポットです。また、島内の千枚田で夏に行われる「虫送り」の行事は、一時期途絶えていましたが「八日目の蝉」の映画のヒットが契機となって復活しています。
「からかい上手の高木さん」では、作中の舞台が小豆島だと明示されているわけではありませんが、西片も高木さんも教師となったことだし、今後の作品(「からかい上手の(元)高木さん」のスピンオフ?)で、困難な時代を生きた「二十四の瞳」の大石先生やその教え子たちに思いを馳せるような話が展開すれば、興味深いかもしれません。
※映画『からかい上手の高木さん』主題歌スペシャルMV(東宝MOVIEチャンネル 2024.5/30)
※こちらはアニメの劇場版:劇場版「からかい上手の高木さん」予告編(TOHO animation チャンネル 2022.5/9)
*以下にも参加しています。
2024年6月 1日 (土)
明大博物館の「虎に翼」展を見てきました。
現在放送中の2024年度前半期(4~9月)のNHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」。
主人公のモデルとなった日本初の女性弁護士・裁判官である三淵嘉子氏が明治大学法学部卒ということで、東京・JRお茶の水駅近くにある明治大学博物館(明大アカデミーコモンビル・地下一階)の特別展示室で連続テレビ小説「虎に翼」展(2024.3/25~10/28)が開かれているので見てきました。
撮影で使われたセットや”明律大学”の表札、戦前の裁判時に出廷した判事や弁護士らが着用した法衣を再現したもの、ドラマ内の登場人物相関図や三淵さんに関する関連資料など、なかなか興味深い展示が多数ありました。
また、同博物館は通常展示でも刑事司法関連展示や考古学、商品に関する展示が充実しており、さらに同大OBで有名な作詞家・作家の阿久悠氏の展示室(記念館)もあり、入場無料だし、明大関係者でなくとも、近所の神保町古書店街や楽器店、アウトドア用品店などを訪れた際にでも見学してみると、なかなか興味深いものがあると思います(なお、日曜日等は休館です。詳細はHPで)。
↓ ※ギロチン台と”鉄の処女”のレプリカも。
ちなみに、同博物館の入る明大アカデミーコモンのビルの脇の通りの坂を上がると、現在老朽化で改築休館中の有名な山の上ホテルがあります。
※明大博物館はここ。
*以下にも参加しています。
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