”世界一美しい帆船”イタリア海軍練習帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ」号やドイツ連邦海軍の艦艇が東京の港に。
最近、NATO諸国がアジア・太平洋地域への関与を深めるため、海軍艦艇を日本近海へ派遣し、日米海軍・海自と共同訓練などをよく行っているのですが、その流れで今年(2024年)8月下旬には海自・横須賀基地や「東京国際クルーズターミナル」へ、NATOの独仏伊海軍艦艇が集中して寄港し、極めてレアな光景が見られて話題になっています。特に、横須賀にはイタリア海軍の空母「カブール」が寄港しニュースでも大きく取り上げられていました。
また、解体中の「船の科学館」にほど近い「東京国際クルーズターミナル」には、ドイツ連邦海軍のフリゲート「バーデン=ヴュルテンベルク」と補給艦「フランクフルト・アム・マイン」の2隻、そして、両艦出港後の入れ替わりにイタリア海軍の練習帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ」号が初寄港しました。
「アメリゴ・ヴェスプッチ」は言わずと知れたアメリカ大陸を発見したフィレンツェ出身のイタリア人(コロンブスが発見したのはカリブ海の西インド諸島)で、同氏の名前を冠した同船は、練習艦なので、通常は地中海や大西洋で活動しているそうですが、今回は世界31カ国を回るワールドツアーを敢行中との由。日本は17カ国目の寄港地で、8月25日~30日の間、同ターミナルを会場にイタリアの歴史や文化を体験できる「ヴィラッジョ・イタリア」も開催されます(参加希望の場合は要予約)。
というわけで、私としては横須賀は遠いので、「東京国際クルーズターミナル」に入港したばかりの「アメリゴ・ヴェスプッチ」を(外側だけですが)見学してきました。周辺には当然ながらイタリア海軍や日伊の政府関係者らしき人、制服姿の練習生らしき若者も多数いて(私のような見学者も同じく多数いましたが)、なかなかの異国情緒。大型の台風10号の接近が気がかりな状態ですが、当面、8月末頃までは東京への影響は少なそうです。
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↓ ※東京国際クルーズターミナル・イタリア海軍の練習帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ」
↓ ※東京国際クルーズターミナル・ドイツ連邦海軍のフリゲート「バーデン=ヴュルテンベルク」と補給艦「フランクフルト・アム・マイン」のどちらか。新交通「ゆりかもめ」から。
↓ ※解体中の「船の科学館」と南極観測船「宗谷」
*以下にも参加しています。
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