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2025年6月の3件の記事

2025年6月26日 (木)

「フォース」の使い方、日米SFの違い。ロボットとは逆。

フォース」は直訳すれば「力」ですが、アメリカ映画の「スター・ウォーズ」シリーズでは、銀河共和国を守るジェダイの騎士たちが操る超常の力(すべての生命をつなぐ力)。平たく言えば超能力。これは、人々を守るために使うのが原則で、一般人に敵対するのはダーク・サイドに堕ちて力を乱用する者だけでした。

また、他のアメリカのヒーローものでも、「スーパーマン」とか「アベンジャーズ」とか「X-MEN」とか、超常の力を持つ者は、大概は「正義を守って世界を救う」側にいるのが原則です(もっとも、最近はヒーローもいろいろ悩み事が多いようで、スーパーマンはじめ正義の味方の皆さんも、やさぐれたりする作品が増えてきましたが。なお、「バットマン」は富豪ではあるが、中身は普通の人間で、活動前から心に傷を抱えています)。

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逆に日本では「機動戦士ガンダム」シリーズの「ニュー・タイプ」とか(特に2025年春アニメの「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」のジオンのおニューな人たち)、懐かしの「イナズマン」の「悪魔の帝国・新人類」とか、超能力を持つ者は「進化した新人類」を自称し、「仮面ライダー」とか「サイボーグ009」の改造人間や怪人を擁する秘密組織など、とにかくスーパーパワーを持つ集団は、一般の現生人類=旧人類を滅ぼそうとする側にいることが多いです。

個人のスーパーパワーとはちょっとちがうが、「新世紀エヴァンゲリオン」(ちなみに”エヴァンゲリオン”とはギリシャ語で「福音」の意味だそうです。”シト”ももちろんキリスト教の使徒から)でも「人類補完計画」によって、なんだか全人類が一体にされてしまい、個々人が消されてしまう感じで、一般人から見ると滅ぼされたのとかわりません(「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」においては、製作がガンダムの「サンライズ」と、エヴァの「スタジオカラー」が組んでいたので、両方合わさったような雰囲気でした)。

私のようなバリバリの古い人類には恐ろしい話です。もっとも、私については舌も丸められるし耳も動かせるという、できない人に比べて旧タイプ?の人間だと学校で言われたような記憶があるが、してみると、「いろいろできる」方が「古い」のであって、文明生活に慣れて「できないことが増える」方が新人類のはずなのです。旧人類を滅ぼすのはやはり良くないですね。(^^;)

イナズマン VOL 1 DVD 伴直弥

※米津玄師「Plazma」×『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』 Kenshi Yonezu - Plazma × Mobile Suit Gundam GQuuuuuuX(2025.6/25)

これがロボットの場合は、アメリカSFだと人類を滅ぼしに来るが、日本SFだと原則お友達で、全然逆になります。

なかなか興味深い現象です。

関連記事 :  アンドロイドT800とT8000。(2025.6/22)

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2025年6月22日 (日)

アンドロイドT800とT8000。

型番がよく似た日米のSFに出てくる2種のアンドロイドのお話。

まず、T800は言わずと知れたアメリカ映画「ターミネーター」シリーズに出てくるアーノルド・シュワルツェネッガー氏が演じる未来の男性型人間抹殺用アンドロイド。正式型番は「サイバーダインシステムズ・モデル101シリーズ800/T-800 モデル101 サイバネティック生命体」。

 ターミネーター DVD アーノルド・シュワルツェネッガー

※THE TERMINATOR (1984) | Official Trailer | MGM
 

一方、T8000は、2025年春の日本のTVアニメ「アポカリプスホテル」に出てくる女性型ホテリエ・アンドロイド。正式型番は「亀丸技研製ホテリエ専用アンドロイドKGHO-T8000型」。8000番なので愛称はヤチヨ(八千代)さん。

アポカリプスホテル Blu ray 第1巻(特装限定版) 白砂沙帆

※TVアニメ「アポカリプスホテル」第1話 Web予告|2025年4月8日より日本テレビ他にて放送/CyberAgent ANIME

やはり、日本式の方が平和的でいいです。両方とも楽しく見てますが。(^^)

参考記事 : 同じ家庭用ロボットの話なのに…ミーガンとミーナ(2025.1/21)

ちなみに(?)丸と亀以外は全然関係ないけど、下の動画はうどんチェーンで有名な丸亀製麺さんのCM。いつもおいしくいただいています。

※丸亀製麺「おいしいうどんをなぜ揚げた?丸亀シェイクぴっぴ」篇(2025.6/17)
 

なお、「ぴっぴ」は讃岐の子どもの方言で「うどん」のことです。

さすがうどん県? 香川県の方言「ぴっぴ」の意味(ITmedia NEWS 2016.4/7)

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2025年6月 1日 (日)

かわる有楽町・・・

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21世紀に入ってから、東京の各ターミナル駅付近はどこも再開発で様変わりしていますが、昭和の早い頃から映画館(や昔は新聞社)が集中しているJR有楽町駅付近も例外ではなく、かつて有楽町スバル座→よしもとシアターが入っていた新有楽町ビルは道を挟んだ隣のビルとともに解体中だし、住所としては銀座3丁目で、丸の内TOEIが入っている東映会館も、ついにこの2025年7月で営業を終了し、建て替えられて商業ビルになるそうです。

丸の内TOEI閉館プロジェクト

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また、かつて有楽町そごうがあり、現在はビックカメラやよみうりホール、角川シネマが入っている読売会館もいずれは建て替えられるそうです。

Dsc_2113

そういえば、復活した1984年版ゴジラが最初に爪でひっかいた有楽町マリオン(当時はできたばかり)は元朝日新聞のビルだったような。ここは丸の内ピカデリーが入っています。

近くにはTOHOシネマズ日比谷などもあって、いまでも有楽町周辺は映画館が集中してはいますが、少しづつ古参の映画館やビルが消えていくのはちょっとさびしい気がします。とはいえ、周辺は昔からの繁華街だから築50~60年越えの商業ビルとなると建て替えしないわけにもいかないようで、これも時代の流れでしょう。

このほか、東京駅周辺、新宿駅周辺、渋谷駅周辺、池袋駅周辺、田町駅~高輪ゲートウェイ駅~品川駅周辺なども、ここ10年くらいで様変わり。お台場あたりと併せ、50年前に想像されていた21世紀っぽい都市風景になったといえばそうですが、なんだか「庶民」が歩きづらいような雰囲気がするのは気のせいかな。

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