「ラジオ番組表」秋号表紙が鶴光師匠に!特別企画は「AM局の休止状況を把握しよう!」
春と秋、年2回発行の三才ブックスさんの「ラジオ番組表」。いつもはうら若い美女が表紙を飾りますが、なんと2025年秋号では関西落語界の至宝にして、昭和の「オールナイトニッポン」や平成では「鶴光の噂のゴールデンアワー」などで、ラジオ界のレジェンドでもある笑福亭鶴光師匠が。この秋冬(野球のオフ)シーズンには6年続けてラジオ・ニッポン放送夕方の番組「鶴光の噂のゴールデンリクエスト」が復活、J:COM TVでの隔週「笑福亭鶴光のオールナイトニッポンTV」などで現在も気を吐いているので、ラジオ界全体を代表する顔として選ばれたのかもしれません。何しろ、今年(2025年)は日本でラジオ放送が始まって100周年の節目の年でもありますし。
ラジオ番組表2025年秋号(三才ムック) ラジオ番組表編集部
もっとも、本誌内には師匠のコメントが少しあるだけで記事は特にないです。かわりに注目なのは、特集の「発掘!おもしろ局アナラジオ!」と、特別企画「AM局の休止状況を把握しよう!」。
地方局のアナウンサーも興味深いが、聴取者として大いに関係があるのが、最近進行するAM放送局のFM局化によるAM波放送の休止。「ワイドFM」(FM補完中継局)として、現在、AM局でも同時にFM波で放送していますが、老朽化したAM放送用の設備更新費用が高額などの理由で、AM局も「補完」ではなくFM波を本放送波に転換し、AM波を縮小・停波していくという流れが起きています。総務省のHPによると、日本全国の民放AMラジオ47局のうち44局は、2028年秋までにFM局への転換を目指しているそうで、その現況を調べた記事です。実際、既に放送中の周波数案内を、もともとAM局なのにFM波の周波数しか言わない局も出てきているようです。
AM波は比較的遠くまで届く反面(といっても放送出力自体が小さければ近隣にしか届きませんが)、都市部の屋内ではラジオで受信しにくいという面があり、FM波は比較的短距離にしか届かないが、音質もよく、建物内でも受信しやすいという特性があります。radikoなどネットでもラジオ放送が聞けるようになり、日本人の8割が都市部に住み、マンションなどはコンクリート製、屋外でもポケットラジオで移動中の電車内できくとか、車のラジオで聞くにしても都市部での移動が多くなった昨今では、また、そもそも日本は狭くて各局のサービスエリアも数十キロ単位でFM波でも中継局の設置でかなり届くという状況では、必然的な流れなのかもしれません。
しかし、防災上の問題もあるし、都市部住民やドライバーも郊外に出かけた先でラジオを聞くこともあるので、できる範囲でAM波の放送も残していってほしいものです。国際放送ではインターネット時代になって短波の国際放送が激減し、往年のBCLファンには寂しい限りですが、一方で、20世紀中は世界中で大人気だったものの、ネット時代になって下火になっていたハム(アマチュア無線:個人の無線局同士で世界中の愛好家と交信する活動。なお免許が必要です)も、インフラが破壊されてしまった災害時などの有用性が見直されて新たに始める人も増えているようですし、放送局と受信機さえあれば情報伝達ができる電波の放送は、今後も必要だと思います。
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