カテゴリー「書籍・雑誌」の63件の記事

2025年1月20日 (月)

最近気に入った漫画とちょっと前に気に入っていた漫画

特に脈絡はないけれど全く個人的に最近ハマっていて完結した漫画と、ちょっと前にハマっていて、既に完結していたけどいまもときどき番外編が元の連載雑誌に掲載されたりしている漫画とほか+アルファー作品をご紹介。いずれも主に地方で生活する庶民の人の話です(最後のだけちょっと違うけど)。

(1)「この子知りませんか?」(作:てぃーろんたん氏)

ネットの無料連載から格上げされて、内容も絵の方も緻密に描き込まれた有料紙コミック版がでたホラーでヒューマンなサスペンス。ロードストーリー的なところもあって、コマ割りもそのまま映画の絵コンテに使えそうな感じ。主人公はオジサンと少女ですが、「この子」とは誰か、物語の鍵を握る「死神」とは何者か、最後まで謎のままです。また、自分では何も決められないような性格でも、どんなに人生行き詰まっても、なんとかやり直そうという気にもなるお話で、視点を変えれば、戦争や大災害でもないのに「からかい上手の高木さん」の高木&西片コンビや普通のラブコメものにでてくる登場人物たちが過ごすような平和な日常を送るという、ささやかな幸せすら享受できなかった二人の魂の再生の物語でもあると思います(特に「魂」の再生という点がミソ)。探偵物ではありませんが、地方のドロドロした社会で起きた凄惨な事件が解決した後の穏やかな空気感は金田一耕助シリーズに通じるところがあるかも(テレビドラマ・映画の「トリック」だと事件は凄惨というほどではなくて全体的にはコメディだが、結末はあんまり後味良くない。ただ話運びとカメラワークは秀逸だと思う)。

この子知りませんか? 7 完 ニチブンコミックス てぃーろんたろん

この子知りませんか? 7 完 ニチブンコミックス てぃーろんたろん

ジャンプルーキー:「この子知りませんか?」ネット上の無料版(一応完結してますが、絵はラフで分量はコミック版の半分くらい。内容も一部微妙に違います)。

(2)「ちひろさん」(作:安田弘之氏)

元風俗嬢で今は弁当屋で働くちひろさんとその周囲の人たちの人間模様。有村架純さん主演で映画にもなったのでご存じの方も多いかと。元の掲載漫画雑誌での連載は終了していますが、今もたまに番外編が載ったりしています。

ちひろさん 9 L C DX 安田弘之

ちひろさん 9 L C DX 安田弘之

ピッコマ:「ちひろさん」(ネット掲載分・一部無料)

ちひろさん DVD 有村架純

ちひろさん DVD 有村架純

※映画『ちひろさん』本予告編 (Netflix Japan/2022)

(3)「前科者」(作:香川まさひと氏 画:月島冬二氏)

最近色々と話題になり、今後の担い手不足が深刻に懸念されている”前科者”の更生を支援する若い女性保護司さんの物語。こちらも有村架純さん主演でネット配信ドラマ・映画になりました。原作では主人公と仲間が読書家なのも興味深いところ。また、主人公はアルバイトで新聞配達とコンビニの店員もする苦労人。昨年(2024年)に連載が終了しましたが、その頃と前後して大津市で保護司さんが犠牲になる事件があり、保護司への社会の注目は集まりましたが残念な形になってしまいました。

 前科者 17 ビッグコミックス 香川 まさひと

前科者 17 ビッグコミックス 香川 まさひと

LINEマンガ:「前科者」(ネット掲載分・一部無料)

映画「前科者」DVD 有村架純

映画「前科者」DVD 有村架純

※映画『前科者』本予告(WOWOW official/2022)

 (4)「ふしぎの国のバード」(作:佐々大河氏)

こちらは明治時代の日本を調査して回った英国の世界的女性旅行家のイザベラ・バードの日本旅行記のコミック化。資料や写真で見るバードさんとはだいぶイメージが違いますが、彼女の日本紀行の様子がドラマチックに堪能できます。話は終盤に向かっていますが、2025年の初め現在、こちらは連載中。連載が月刊誌なのでコミック版が1年に1巻のペースです。また、2020東京五輪を控えた2018年にはバイリンガル版も出ていました。

 ふしぎの国のバード 12巻 ハルタコミックス 佐々 大河

ふしぎの国のバード 12巻 ハルタコミックス 佐々 大河

まんが王国:「ふしぎの国のバード」(ネット上の試し読みあり)

以上です。ほかに、最近アニメ化された「僕の妻は感情がない」「PLUTO」(AI搭載ロボットが家族になったり、更に進んで強力な破壊力を持った際に起きる社会的問題のお話)もロボットのアイデンティティなど解答の出づらいテーマも絡んできて興味深く読んでます。

また、原作はあまり見てないが、「ダンダダン」「葬送のフリーレン」「SPY×FAMILY」「怪獣8号」、放送中の「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる(沖ツラ)」(沖縄の文化と青春ラブコメが絡んだお話。アニメの方は史上初の沖縄県民放3局でTV放送中とのこと)などなどの話題作もアニメでは楽しんでます。

もちろん、世間で大いに話題になった「ゴールデン・カムイ」とか「鬼滅の刃」「進撃の巨人」とかも読んだりするし(特に金カムはよかった。昔の、昭和よりも前に生まれた大人というのは本当にあんな感じで恐ろしかった気がします。何しろ帝国主義と戦争の時代の大人だったので)、昔は「マスター・キートン」とか「AKIRA」、他、浦沢直樹先生や大友克洋先生、高橋留美子先生、松本零士先生、手塚治虫先生などなど(モンキー・パンチ先生の「ルパン三世」や、さいとう・たかお先生の「ゴルゴ13」は原作よりアニメ視聴の方がメインだったかも。宮崎駿先生の「風の谷のナウシカ」はアニメより原作の方が内容壮大)、昭和から続く大御所漫画家などの作品もよく読みましたが(今も読むが)、有名作品は誰でも知っているのでまた別の機会ということで、ちょっとマイナー系(失礼!)を挙げました。

前述のとおり、単に最近自分が印象に強く残った内容の作品群というだけですが、いずれもオススメ作品でもあります。コミック選びのご参考まで。

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2023年6月19日 (月)

一般人も利用可能な公開データ調査ガイド:「記者のためのオープンデータ活用ハンドブック」。

マスメディアの記者が記事を書く際には、関係者にいろいろ聞いて回るのはもちろんですが、それだけでなく、いろいろな下調べやデータ収集を行うことがよくあります。そのためのガイド本がでていて、値段も手頃で内容が分かりやすかったのでご紹介です。

記者のためのオープンデータ活用ハンドブック 熊田安伸

記者のためのオープンデータ活用ハンドブック 熊田安伸

「記者のためのオープンデータ活用ハンドブック」(熊田安伸著・公益財団法人 新聞通信調査会・700円+税)がそれで、情報公開請求しなくても、そもそも最初から公開されている行政の各種情報や入札案内、その他、登記、企業、雇用、事故、政治資金などなどの各種情報で一般に公開されていて誰でも利用できる情報の利用方法が紹介されています。ネット情報に関してはQRコードもついているので、ハンドブック片手に見たい情報にアクセスするにも便利です。

本来は取材記者用に作られた本ですが、一般にも販売されており、価格も手頃です。メディアの読者・視聴者は報道されたニュースを見ていろいろ判断することが多いわけですが、記者と同じ基礎データを調べられることは、仕事の上でも有益に活かせると思います。

本書や他の本で読んだところでは、スパイなど情報の世界の方々も、人間相手の情報収集活動(ヒューミント)はごく一部で、活動の大半は公開情報を分析すること(オシント)だそうで、大量の情報があふれる一方で、個人情報管理が厳しくなった現代社会のビジネスは、多くの分野で似た傾向が強いだろうと思います。

なお、同じ発行元から、「記者のための裁判記録閲覧ハンドブック」というのも出ていて、こちらは裁判記録の調査方法が解説されています。お値段はさらに安くて500円+税。法律に関連した書籍がどれもこれも高価なことを考えると、裁判報道や記録などに関心のある方にはお得なのではないかと思います。

記者のための裁判記録閲覧ハンドブック ほんとうの裁判公開プロジェクト

記者のための裁判記録閲覧ハンドブック ほんとうの裁判公開プロジェクト

いずれもご参考まで。

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2023年5月14日 (日)

民法大改正の時代に。「新しい民法がわかる本」。

「六法」(憲法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法)のうち、一般国民にもっとも身近な法律が民法。

我が国では憲法がもう70年以上も改正されていないとかよく話題になりますが(といっても、条文数自体が欧米の憲法に比べてざっくり半分ほど。だから解釈や運用をかなりしばしば変えている)、それをいえば、民法や刑法なども、基本、明治時代のものを100年以上の長きにわたって使っているのです。

もちろん、戦後に新憲法になったときに、新憲法の規定にそぐわない条文は改正(民法の家族法関係)、削除(刑法の一部)されたりしましたが、民法や刑法の大部分は、21世紀になるまで漢字・カタカナの文語体のままだったし、民法の財産法(物権・債権関係)などはほとんど改正されてきませんでした。

それが、21世紀に入り、民法の場合、2004年には条文が現代語化され、2017年には債権関係の大改正(2020年施行)が行われ、最近は成人年齢が引き下げられたり、児童虐待の問題から親の懲戒権規定が削除されたり、高齢化社会の進展で相続関連規定が見直されたり、空き家問題に対応して共有関係の規定が見直されたりと、昭和の頃には考えられないような大幅改正が続々と行われています。それも、ニュースでも常時話題になる生活に密着した分野ばかりです。

このような改正を逐一追いかけるのは非常に面倒なのですが、ここ20年ほどの改正をわかりやすくまとめた現状では最新(奥付では2023年4月20日発行)の本が出ていたのでご紹介です。

新しい民法がわかる本 全条文付 太田 雅幸

新しい民法がわかる本 全条文付 太田 雅幸

民法のポイントを103に分けて解説してあるほか、民法の主要改正時期と項目の一覧があり、巻末に民法の全条文もあって、価格も1500円+税と手頃です。

なお、必要か関心があって、購入する場合は、同名や似た名前の本が古いものも含めて他に何冊もあるのと、入門書・専門書ともに他にも良い本がたくさんありますので、その点はご注意ください。

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2022年8月 1日 (月)

終戦当時の労苦を偲ぶ夏

今年(2022年)は2月にロシアが隣国ウクライナに軍事侵攻するという衝撃的な事件があり、現在も戦争が継続中です。第二次大戦関係の書籍はコンスタントに発行され続けていますが、今年は期せずして旧ソ連・ロシア・ウクライナ関連の本や映画がいろいろ話題になりました。

戦争での夫婦生き別れの話の映画「ひまわり」とか、小説「同志少女よ、敵を撃て」(2022年本屋大賞受賞)、ドキュメント(コミックもあり)「戦争は女の顔をしていない」ノンフィクション&コミック「ラーゲリ 収容所からきた遺書コミック「国境のエミーリャ」などなどです。

*<ブルボン小林 月刊マンガホニャララ>(39)戦争がもたらす不条理な抑圧=「ラーゲリ 収容所からきた遺書」と「国境のエミーリャ」の紹介(東京新聞・本・東京ブックカフェ 2022.7/18)

  

 

このうち、ラーゲリ 収容所からきた遺書は、第2次大戦の終戦後、大陸でソ連軍に降伏した日本軍部隊がシベリアに連行され、ラーゲリ(捕虜の強制収容所)で強制労働させられた人々の物語で、テレビドラマや映画にもなりましたが、このシベリアに連行された捕虜の方々、および民間の大陸からの引揚者の労苦を偲ぶ施設として、東京・新宿に「平和祈念展示資料館」があり、また、東京・九段近くには昭和時代全般の庶民の生活を振り返る施設「昭和館」、傷痍軍人の労苦を偲ぶ「しょうけい館」など、戦争と平和を考える政府設置の施設があります。

毎年、夏休みの時期にはこの3館が共同でスタンプラリー(2022.7/16〜9/4)をしており、九段には靖国神社もありますから、コロナ感染症や熱中症には気をつけつつ、関連施設を巡って、改めて戦争に巻き込まれた人々の労苦を偲ぶことが、今年は例年にもまして重要かなと考える今日このごろです。

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平和祈念展示資料館

昭和館

しょうけい館

※追記:3館回ってきました。3館のスタンプ3つを集めると、今年は、昭和の大イラストレーター・小松崎茂さんのイラスト入クリアファイルやノート、グラフィックデザイナー・編集者・花森安治さんのイラスト入りミニクリアファイル、ボールペンなどのオリジナルグッズがもらえます。大人のほか、自由研究をしているらしい小学生も来ていました。夏休み期間中の企画展示もそれぞれ興味深いものでした。なお、昭和館としょうけい館は写真NGですが、平和祈念展示資料館は、シベリア抑留の強制収容所での兵士の生活や大陸からの引き上げ者の生活の様子などの再現ジオラマなどの展示資料がありますが、いずれも撮影OKです。

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Syoukeikan Heiwakinentenji

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2022年2月18日 (金)

ゴロウニン著「日本幽囚記」発見記。

古書のお得な掘り出し物を見つけた話です。

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先日、NHKの「歴史探偵」という番組(2022年1月放送)の「本当に鎖国だったのか!?」という回で、幕末の通詞(通訳)の絡みで、当時の帝政ロシア海軍士官のゴロウニンが書いた「日本幽囚記」(ゴロウニン一行が幕末の日本で捕縛され抑留された事件の回想録)という本が紹介されていたので興味がわき、そういえば昔、講談社学術文庫で翻訳(「日本俘虜実記 (上下)」と「ロシア士官の見た徳川日本 」の3冊)が出ていたなあと思いあたって書店を探してみたところ、30年以上前の発行で、もはや新刊では見つからず(重版されてない)、ネットでもあまり(手頃(?)なのが)見つからず、ブックオフなど大型古書店にもなかったので、東京の神保町古書店街で探してみると、文庫・新書専門の古書店にて講談社学術文庫版が3冊セットであるにはありました。しかし、なんと5500円。さすがに価値が分かった値付けでした。ちょっと手が出ない。

というわけで、他の店を当たると、大型書店の古書コーナーで「ロシア士官が~」を単冊で450円で発見して購入。また、他の人文系古書店では店先のワゴン内で、岩波文庫の「日本幽囚記 上・中・下」を3冊セットで1500円で売っているものを発見したので早速ゲットしました。

岩波版の下巻と学術文庫の「ロシア士官~」は内容重複だし、岩波版は初版が戦前というか戦争中(1943年!)で、すべて旧仮名遣いで漢字も旧字体。もっとも、本の現物自体は1986年版で状態も良く、活字が大きめなのでそれほど読みにくいというわけでもない感じです。

下巻(3巻目)の2冊の文章(文体)や漢字の字体を比較するのも面白そうです。著者名のゴロウニンも、ゴローニンだったり、ゴロヴニンだったり。こういうところをいろいろ注目しながら"そのうち"読もうかなと思っている次第です。

 

こちらご参考。歴史作家の司馬遼太郎氏が、ゴロウニンら幕末に日本を訪れたロシア人と深い関係のあった豪商・高田屋嘉兵衛の波乱万丈の人生を描いた「菜の花の沖」です。2000年にNHKで連続ドラマにもなってました。

 

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2021年12月 1日 (水)

うろ覚えで人に尋ねる前に「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」

タイトル「100万回死んだねこ」の元ネタはもちろん佐野洋子さん著の有名な絵本「100万回生きたねこ」。福井県立図書館の職員らが、こうした本を探しほしいという利用者のうろ覚えや覚え違いのタイトルを集めたのが本書です。

図書館や本屋で司書さんや店員さんにうろ覚えで尋ねる前に、本書でちょっと予習しておけば自分も相手もお互いに苦労せずにすむかも。

大いに納得しながら笑える覚え違いタイトル集の傑作です。

  

『100万回死んだねこ』貸してください 図書館で実際にあった「覚え違いタイトル集」書籍化(ねとらぼ・2021.10/19)

福井県立図書館「覚え違いタイトル集」のページ

↓ ちなみに、「100万回生きたねこ」はこちら。
  

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2021年11月 1日 (月)

「大日本絵画ギャラリー」見てきました。

東京・神田にある「月刊・モデルグラフィックス」や「宮崎駿の雑想ノート」、「しかけ絵本」などで有名な出版社の「大日本絵画」さんが、この(2021年)10月、出版物を展示するギャラリーをオープンしたので見てきました。

プラモデルやミリタリー本関連の雑誌・書籍、そして、児童向けのいろいろなしかけ絵本が展示されていて非常に興味深かったです。また、ミリ本に関しては専門的な内容の貴重なイラスト本が多く、この方面に興味ある人は必見!だと思います。展示だけでなく、そこでの購入もできます。

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JR・地下鉄・神田駅から歩いて10分ほど、同社の入っているビル2Fです。

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 ※大日本絵画さんはここ。

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2021年9月 1日 (水)

NHK・Eテレ「100分de名著」が10周年超えて進撃中。

NHK・Eテレで毎週月曜日に放送されている「100分de名著」が今年(2021年)3月で10周年だったそうです。ほぼ一冊の本を、毎月25分✕4回・計100分でじっくりと紹介する古典紹介番組。一般にテレビのブック・レビュー番組は、1回で売れ筋の本や話題の本を何冊か紹介する内容が多いので、なかなか異色です。

NHK・Eテレ「100分de名著」HP

古典はいつの時代も繰り返し読まれる有益なものですが、名前は知っているが読んだことはないという本が多いもの。コロナ禍の今、お家時間も増えているので、こういう古典のことを再認識して読み返して(というか私など初めて読むことになる方が多いですが)みるのも、良いのではと思います。原著を読むのは大変なので、テレビの映像とEテレならではの「番組テキスト」でダイジェストで理解するという方法もありますが…。(^_^;)

  

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2021年3月13日 (土)

ニュースでよく見るあのときはどうする?…「都市型サバイバル読本」。

今年(2021年)は東日本大震災から10年の年ということで、改めて防災について考える活動が多方面で行われていますが、防災だけでなく、防犯とか、怪我をしたときの応急手当なども日常生活では重要です。

Fielder別冊 都市型サバイバル読本 サクラムック Fielder編集部

Fielder別冊 都市型サバイバル読本 サクラムック Fielder編集部

*本書のニュース : あらゆる危険に対応した『都市型サバイバル読本』を発刊(時事通信 2021.3/10)

というわけで、いままでもいろいろなサバイバル関係の本が出ていましたが、どちらかというと、大震災とか、人里離れた山中や無人島の話とか、アウトドアスポーツ中の事故とか、あるいは家庭の医学とか、こういった分野が中心のものが多かったように感じます。

ところが、ニュースを見ていると、町中で通り魔に刃物で襲われたとか、人里なのに熊に遭遇したとか、ビル内で火災にあったとか、ただいま現在のように感染症が流行したとか、日常的な危険もたくさんあります。

また、自分は被害者ではないが、被害者を救助する立場になった、という場合も考えられます。今月出たばかりの本書「Fielder別冊 都市型サバイバル読本 (サクラムック・税込み1430円)」は、大震災や台風の事例ももちろん掲載されていますが、こういった日常的なリスクに対する情報が多く収録されており、かなりユニークで実用的に思ったのでご紹介です(Fielderはアウトドア情報誌)。

内容(目次)は、

・第1章 リスクを警戒する手順と心構え
・第2章 暴力犯罪への初期対応
・第3章 人的被害の応急処置
・第4章 危機的状況からのサバイバル
・第5章 火災の対策と避難
・第6章 台風と洪水の対策
・第7章 毒物の基本と対策
・第8章 地震と雷に備える
・第9章 ウイルスの脅威と対峙する
・第10章 危険な生物から身を守る
・第11章 メンタルの健康を維持せよ
・第12章 非常時を切り抜けるサバイバルスキル集

といった感じで、各章をそれぞれの分野のエキスパートが記述しており、この点が内容の多彩さにつながっている感じです。特に人的被害(刃物で刺されたとか、襲われて大怪我をしたなど)の応急処置、日常生活に潜む毒物などの話は、他書ではあまり見ない内容でした。メンタルや体力をより良く維持する方法も述べられていて、また、第12章のスキル集ではブルーシートの活用法や、再生野菜の利用法など、ユニークなものがありました。一読の価値はあると思います。

参考記事 : 萌え絵のイラストで学ぶ「戦闘外傷救護」の本。(2018.3/21)

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2020年1月24日 (金)

「桃太郎」で考える正義と法律…。

先日(2020.1/11)放送された、テレ朝の「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん2時間SP」でも、紹介されていましたが、小学生が自ら調べた「桃太郎伝説の真実」、つまり、明治に国定教科書用に作り変えられる以前の桃太郎の昔話についてまとめられた本「桃太郎は盗人なのか?-「桃太郎」から考える鬼の正体-」が話題になっているようです。

明治時代より前の昔話では、桃太郎は全然正義の味方ではなく"切り取り強盗は武士の習い"を地で行くような感じでしたが(古今東西、中世以前の昔話というのは、本来だいたいは残酷で怖いものです。かわいい話にしてしまうは、おそらく近代のアメリカと日本が顕著でしょう)、明治時代になると、300諸侯と領民に分かれていた日本人を一つの国民にまとめるためと対外戦争のため、「悪い敵をやっつける英雄の話」として教科書を通じて全国に広められたということのようで、非常に興味深い内容でした。

 *「桃太郎盗人説」の真偽は? 小学5年生の文部科学大臣賞受賞作品が単行本化(ダ・ヴィンチニュース 2019.11/25)

桃太郎は盗人なのか?―「桃太郎」から考える鬼の正体

それと、この本とは全く関係なく、法務省と東大法科大学院・法学部生有志により制作された、もう一つの桃太郎のマンガがあり、それが「桃太郎と学ぶ民法(債権法)改正後のルール」(リンク先はPDF)です。これは、明治以来120年ぶりの大改正が行われて2017年に成立、この2020年4月から施行される改正民法(法務省のHP)についての広報パンフレットです(下の画像は表紙だけ)。

Momotarominpou

桃太郎の鬼退治や宝物を奪った行為が「不法行為」とされてしまったり(そりゃそうだ)、桃太郎がいろんなトラブルに巻き込まれて、各事件と法律との関わりが紹介されています。

それぞれ全然別々に作られた「桃太郎本」ですが、これを機会に、誰でも知っている桃太郎を素材にして、社会正義や各時代の社会の背景、法律について考えるのも面白いと思います。

※こんな動画もあった。こちらは刑事事件の話ですが日弁連の裁判員制度10周年」広報用ムービー(2019.12/25)の第1話「モモタロウ裁判」。もっとも、こっちの場合、つづく第2話赤ずきん裁判の方が興味深いですが。

参考記事 : 不眠症に最適!?法律のお勉強。(2020.1/16)

※直接は関係ないが、こんな本もある↓(^^;)。ユニーク!
もしも桃太郎が少年ジャンプの連載だったら

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