カテゴリー「・読書アドバイザー」の62件の記事

2023年6月19日 (月)

一般人も利用可能な公開データ調査ガイド:「記者のためのオープンデータ活用ハンドブック」。

マスメディアの記者が記事を書く際には、関係者にいろいろ聞いて回るのはもちろんですが、それだけでなく、いろいろな下調べやデータ収集を行うことがよくあります。そのためのガイド本がでていて、値段も手頃で内容が分かりやすかったのでご紹介です。

記者のためのオープンデータ活用ハンドブック 熊田安伸

記者のためのオープンデータ活用ハンドブック 熊田安伸

「記者のためのオープンデータ活用ハンドブック」(熊田安伸著・公益財団法人 新聞通信調査会・700円+税)がそれで、情報公開請求しなくても、そもそも最初から公開されている行政の各種情報や入札案内、その他、登記、企業、雇用、事故、政治資金などなどの各種情報で一般に公開されていて誰でも利用できる情報の利用方法が紹介されています。ネット情報に関してはQRコードもついているので、ハンドブック片手に見たい情報にアクセスするにも便利です。

本来は取材記者用に作られた本ですが、一般にも販売されており、価格も手頃です。メディアの読者・視聴者は報道されたニュースを見ていろいろ判断することが多いわけですが、記者と同じ基礎データを調べられることは、仕事の上でも有益に活かせると思います。

本書や他の本で読んだところでは、スパイなど情報の世界の方々も、人間相手の情報収集活動(ヒューミント)はごく一部で、活動の大半は公開情報を分析すること(オシント)だそうで、大量の情報があふれる一方で、個人情報管理が厳しくなった現代社会のビジネスは、多くの分野で似た傾向が強いだろうと思います。

なお、同じ発行元から、「記者のための裁判記録閲覧ハンドブック」というのも出ていて、こちらは裁判記録の調査方法が解説されています。お値段はさらに安くて500円+税。法律に関連した書籍がどれもこれも高価なことを考えると、裁判報道や記録などに関心のある方にはお得なのではないかと思います。

記者のための裁判記録閲覧ハンドブック ほんとうの裁判公開プロジェクト

記者のための裁判記録閲覧ハンドブック ほんとうの裁判公開プロジェクト

いずれもご参考まで。

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2021年12月 1日 (水)

うろ覚えで人に尋ねる前に「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」

タイトル「100万回死んだねこ」の元ネタはもちろん佐野洋子さん著の有名な絵本「100万回生きたねこ」。福井県立図書館の職員らが、こうした本を探しほしいという利用者のうろ覚えや覚え違いのタイトルを集めたのが本書です。

図書館や本屋で司書さんや店員さんにうろ覚えで尋ねる前に、本書でちょっと予習しておけば自分も相手もお互いに苦労せずにすむかも。

大いに納得しながら笑える覚え違いタイトル集の傑作です。

  

『100万回死んだねこ』貸してください 図書館で実際にあった「覚え違いタイトル集」書籍化(ねとらぼ・2021.10/19)

福井県立図書館「覚え違いタイトル集」のページ

↓ ちなみに、「100万回生きたねこ」はこちら。
  

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2021年9月 1日 (水)

NHK・Eテレ「100分de名著」が10周年超えて進撃中。

NHK・Eテレで毎週月曜日に放送されている「100分de名著」が今年(2021年)3月で10周年だったそうです。ほぼ一冊の本を、毎月25分✕4回・計100分でじっくりと紹介する古典紹介番組。一般にテレビのブック・レビュー番組は、1回で売れ筋の本や話題の本を何冊か紹介する内容が多いので、なかなか異色です。

NHK・Eテレ「100分de名著」HP

古典はいつの時代も繰り返し読まれる有益なものですが、名前は知っているが読んだことはないという本が多いもの。コロナ禍の今、お家時間も増えているので、こういう古典のことを再認識して読み返して(というか私など初めて読むことになる方が多いですが)みるのも、良いのではと思います。原著を読むのは大変なので、テレビの映像とEテレならではの「番組テキスト」でダイジェストで理解するという方法もありますが…。(^_^;)

  

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2020年1月24日 (金)

「桃太郎」で考える正義と法律…。

先日(2020.1/11)放送された、テレ朝の「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん2時間SP」でも、紹介されていましたが、小学生が自ら調べた「桃太郎伝説の真実」、つまり、明治に国定教科書用に作り変えられる以前の桃太郎の昔話についてまとめられた本「桃太郎は盗人なのか?-「桃太郎」から考える鬼の正体-」が話題になっているようです。

明治時代より前の昔話では、桃太郎は全然正義の味方ではなく"切り取り強盗は武士の習い"を地で行くような感じでしたが(古今東西、中世以前の昔話というのは、本来だいたいは残酷で怖いものです。かわいい話にしてしまうは、おそらく近代のアメリカと日本が顕著でしょう)、明治時代になると、300諸侯と領民に分かれていた日本人を一つの国民にまとめるためと対外戦争のため、「悪い敵をやっつける英雄の話」として教科書を通じて全国に広められたということのようで、非常に興味深い内容でした。

 *「桃太郎盗人説」の真偽は? 小学5年生の文部科学大臣賞受賞作品が単行本化(ダ・ヴィンチニュース 2019.11/25)

桃太郎は盗人なのか?―「桃太郎」から考える鬼の正体

それと、この本とは全く関係なく、法務省と東大法科大学院・法学部生有志により制作された、もう一つの桃太郎のマンガがあり、それが「桃太郎と学ぶ民法(債権法)改正後のルール」(リンク先はPDF)です。これは、明治以来120年ぶりの大改正が行われて2017年に成立、この2020年4月から施行される改正民法(法務省のHP)についての広報パンフレットです(下の画像は表紙だけ)。

Momotarominpou

桃太郎の鬼退治や宝物を奪った行為が「不法行為」とされてしまったり(そりゃそうだ)、桃太郎がいろんなトラブルに巻き込まれて、各事件と法律との関わりが紹介されています。

それぞれ全然別々に作られた「桃太郎本」ですが、これを機会に、誰でも知っている桃太郎を素材にして、社会正義や各時代の社会の背景、法律について考えるのも面白いと思います。

※こんな動画もあった。こちらは刑事事件の話ですが日弁連の裁判員制度10周年」広報用ムービー(2019.12/25)の第1話「モモタロウ裁判」。もっとも、こっちの場合、つづく第2話赤ずきん裁判の方が興味深いですが。

参考記事 : 不眠症に最適!?法律のお勉強。(2020.1/16)

※直接は関係ないが、こんな本もある↓(^^;)。ユニーク!
もしも桃太郎が少年ジャンプの連載だったら

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2020年1月16日 (木)

不眠症に最適!?法律のお勉強。

さて、東京五輪イヤーの本年・2020年ですが、日本国においては、明治以来の大改正となった改正民法(2017年成立)が、ついにこの4月から施行されるという、社会的にも大きな変化があります。

今日から役立つ民法 オリエンテーション民法

民法改正がわかった 知らないと大変! 民法改正Q&A (暮らしとおかね)

元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[改訂第3版] 法学部、ロースクール、司法研修所で学ぶ法律知識――主要10法と法的思考のエッセンス

民法(1898年施行)のうち、親族・相続関係の法律は、戦後すぐに大改正があったのと、その他、最近も相続や養子、成人年齢などについて、ちょくちょく改正されていますが、その他の総則・物権・債権に関しては、おおむね長らく明治時代のままでした(文章も漢字・カタカナ・文語調)。ようやく21世紀になって、文体は漢字・ひらがな・口語体となり(民法現代語化・2005年施行)、今回、主に債権(契約・取引)分野が大きく改正され、時効期間とか保証関係などの内容が変わります。

基本的には、いままでの法律運用で定着してきた条文解釈や判例を明文化したものが多いとのことですが、明らかに変わった部分もあるので、どちらさまも一応は関心を持った方が良いと思います。

というわけで、私はとりあえず、東京商工会議所のビジネス実務法務検定(2・3級/1級は論述式で民間資格にしては大変難しいです)や、その他の法律関係の勉強などをしておりますが、まあ、しかし、やっぱり眠くなります。各々の分野では、国民誰しもが理解できる(はずの)内容ですが、資格試験などになると、一度に問われる範囲が広範なので、やはり大変です。

Biz

とはいえ、中年にもなると、寝付きが悪くなるので、法律の入門書を読んでいれば、間違いなく眠くなるし、逆に、ちゃんと読んだり、Youtubeなどでいろいろな法律系の解説を聞いて理解すれば、知識が増えるので、どっちにころんでもお得です。

また、宅建とか行政書士、司法書士などの国家資格の試験に挑戦してみるのも、合格して資格を取得しても収入に直結するとは限らない反面、合格しなくてもひととおり勉強する(入門テキストを通読するなど…)だけで、それなりの常識的な法律知識が得られるわけで、よほど(資格学校などに)お金をつぎ込まない限りは損はありません。

そういうわけで、スポーツや語学もいいですが、今年は法律の学習にも関心を持つのに良い年ではないかと思います。

※↓ こちらは刑法がメインのようですが、今話題の家族で読める法律全般の入門書。
こども六法

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2019年3月17日 (日)

北区の文学話二題。内田さんとキーンさん。

田端文士村記念館もある)など、実は文学と関係の深い東京都北区。昨年(2018年)3月に、浅見光彦シリーズで有名な推理作家の内田康夫さん、今年(2019年)に入って、2月に日本文学者のドナルド・キーンさんと、北区にゆかりの深い巨頭があいついで亡くなられてしまいましたが、両氏を記念する展示会と、資料室がありましたので見てきました。

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ちなみに、内田氏は北区西ケ原生まれ、キーン氏は日本では同じ西ケ原に住んでいました。

いずれも、JR(または地下鉄・都電)王子駅利用です。すぐ近く(「北とぴあ」)と、徒歩約20分かコミュニティ・バス利用(「北区立中央図書館」。別名「赤レンガ図書館」。現代の建物と昔の赤レンガ倉庫を改装したカフェを連結しています。設備は充実しています。ちなみに自衛隊十条駐屯地の隣)です。

まずは、「野想忌(やそうき)」追悼特別企画展「思い出の内田康夫~北区~」から(「北とぴあ」で2019年3/13から3/31まで)。

内田康夫さんの足跡しのぶ 死去1年 出身の北区で特別企画展(東京新聞 2019.3/16)

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それから、北区立中央図書館の「ドナルド・キーン・コレクションコーナー」。キーンさんが北区に寄贈した書籍や資料などの展示室です。同氏がこの2月に亡くなられたばかりなので、追悼の展示もありましたが、他の利用者とか書籍が写り込むとだめなど、撮影は規制が厳しかったので写真はあまりありません(職員に断って撮影しています)。

中央図書館「ドナルド・キーン コレクションコーナー」(キーンさんが寄贈した資料の展示室/北区立図書館)

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2018年3月21日 (水)

萌え絵のイラストで学ぶ「戦闘外傷救護」の本。

こんな本出てました。(→2019年4月に「増補改訂版」出ました。下の方の記事参照)

イラストでまなぶ! 戦闘外傷救護 -COMBAT FIRST AID-

主に現代の米軍の、戦場における負傷者救護のノウハウ紹介です。不慮の事故などの時の外傷救護の参考になら一部なるかも。萌え絵のイラストでないと、普通の人は見るのがキツイ内容なのと、ファースト・エイドのものとはいえ、米軍の専用装備品だと入手は難しいので、まあ、ご参考までに…(専用装備品に頼らない方法も紹介されていますが、訓練が必要ですし)。

徴兵制度のある国ならどうか知りませんが、日本では、こういう戦場とかテロ関係の負傷者救護の本は、ほとんど消防・警察・自衛隊・病院などの関係者を対象にした高価な専門書しかないのですが、防衛・防災、テロを含む防犯、産業事故関連の予備知識として、上記の本の内容のような知識に触れておくのも良いかもしれません。

なお、一般の方には、日本赤十字社の救急法講習、最寄りの消防署の救命講習などの受講がおすすめです。

また、産業事故防止関連では、中災防(中央労働災害防止協会)の発行物や、厚労省の安全衛生関係リーフレット等が、生活関連事故防止では、総務省消防庁の生活密着情報などが、読み物として解りやすいです。

※2019年4月追記。発行から1年経って、「増補改訂版」が発売されました。全面的に加筆され、ざっくり2割ぐらいは分量増えている感じです。価格も殆ど変わらないので新しく購入するなら、改訂版の方がよいでしょう。

イラストでまなぶ!戦闘外傷救護-COMBAT FIRST AID-増補改訂版

以下、最近の参考図書。

前線医療の処置マニュアル Front Line Medical Care 事態対処医療 Tactical Medicine Essentials

核・放射線,生物剤,化学剤,爆弾  NBCテロ・災害対処ポケットブック もしもテロにあったら、自分で自分の命を守る民間防衛マニュアル

図解 応急手当ハンドブック: アウトドア レスキュー 家庭 いざというときのための応急手当ミニハンドブック―JRC蘇生ガイドライン2015対応

改訂版 子どもの病気・けが 救急&ケアBOOK (PriPriブックス) 命を預かる保育者の子どもを守る防災BOOK (Gakken保育Books)

救急蘇生法の指針〈2015〉市民用 救急蘇生法の指針〈2015〉市民用・解説編

「救急蘇生法の指針」は厚労省のHPでもPDFで公開されています。

あなたの身を護る「危機管理大全」 (PHP文庫) 図解!! 生き残るためのやりかた大百科―緊急時に役にたつ(かもしれない)175の豆知識。

民間人のための戦場行動マニュアル:もしも戦争に巻き込まれたらこうやって生きのびる 歩兵の戦う技術 銃弾や砲弾が飛び交う戦場で勝利して生き残る (サイエンス・アイ新書)

参考記事 : 女性視点の防災ハンドブック「東京くらし防災」が配布開始。アプリも。(2018.3/4)

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2018年1月19日 (金)

「こんぴら狗(いぬ)」の本出てました。

先日、東京・千代田区役所10Fの食堂で昼食をとったあと、9Fの千代田図書館に行こうとして、子ども室の児童書コーナーの前を通ったところ、今年が戌(犬)年であることにちなんだ「いぬのほん」のコーナーがあり、なにやら興味深い本が表紙をこちらに向けて立っておりました。

こんぴら狗 (くもんの児童文学)

題名がズバリ(?)「こんぴら狗」。江戸時代にあった犬の金ぴら代参を素材に取った児童向け小説で、讃岐出身の私は、思わず、おおっと思って手に取ったのでした。

奥付を見ると昨年(2017年)12月に出たばかり。著者は今井恭子氏。動物行動学にも詳しい児童文学作家さんとのこと。くもん出版・1620円です。

その場で少し中を見た程度ですが、江戸時代が舞台のこんぴら狗代参ロード・ムービー…いや道中記。児童書とは言え、342頁もある単行本。分量もなかなかだし、興味深いです。

Books

※千代田図書館・児童書コーナーの「いぬのほん」コーナー。なお、写真は図書館職員立ち会いで撮影しています。(^_^;) 下の写真は、讃岐の金刀比羅宮本宮参道の階段途中にあるこんぴら狗の銅像※
Konpirainu

※↓こんなのもある。

東海道中膝栗毛 (21世紀版・少年少女古典文学館 第20巻) 走れゴン―こんぴら狗物語

駄犬道中こんぴら埋蔵金 基礎 古文書のよみかた (〈シリーズ〉日本人の手習い)

讃岐と金毘羅道 (街道の日本史)

清水次郎長伝(石松金比羅代参、石松三十石船道中)

ちなみに、「東海道中膝栗毛」を書いた十返舎一九は「金毘羅参詣膝栗毛」も書いてます。残念ながら現代語訳はないようですが。興味のある方は、国会図書館デジタルアーカイブなどで見られますが、その前に古文書(くずし字)の読み方の学習が必要かも…。また、CDの清水次郎長伝は森の石松金毘羅代参の浪曲です。

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2017年11月 3日 (金)

「本300%活用術」…。

版元には申し訳ないが、図書館の除籍本で「読書法」のいい本を見つけました。

「本300%活用術」(日本能率協会マネジメントセンター・2011)です。

Hon300

目次をひととおり見るだけでも読書活用ノウハウが分かります。

Mokuji

私も「読書アドバイザー」という資格を(一応)持ってはいますが、この本があれば、私のようなヘボアドバイザーはいらないな~とちょっと反省。なお、アマゾンでもこの本の「なか見!検索」で、目次部分が見られます。

本300%活用術

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2017年10月 9日 (月)

「行動経済学」の研究者にノーベル経済学賞。

今年(2017年)のノーベル経済学賞は「行動経済学」研究者のリチャード・セイラー 教授に決まったそうです。

*ノーベル経済学賞にセイラー氏=米シカゴ大教授 (JIJICOM/時事通信 2017.10/9)

*ノーベル経済学賞にセイラー氏 米シカゴ大教授、心理学を応用(47NEWS/共同通信 2017.10/9)

お~そういえば、私の蔵書にセイラー教授の「行動経済学入門」が何年も前から加わっていて背表紙が見えているが・・・。

う~む、本が寝ているし、上に何冊も別の本がのっているな・・・。これをツンデレ、いや積読(つんどく)といいます。(-_-);

セイラー教授の行動経済学入門

すぐ上にのっているのは「法と経済学入門」で、これは大学のゼミで使った本だから、読んだはずだが、それもはるか昔。

「法と経済学」入門

その上にのっているのは、え~と、何々、古本で買った「絵画入門」に図書館の除籍図書でもらってきた「OJT推進マニュアル」に、その他多数の文庫本か・・・。

まあ、可及的速やかに、運動がてら本を整理し直して、セイラー教授の本を読もうと思いますが、難しそうだなあ。(^^ゞ

2017年10月13日追記 :

所用で有楽町近くに来たので、「ぐるっとパス」で東京国際フォーラム内にある「相田みつを美術館」を訪問したところ、リチャード・セイラー教授が相田みつをファンだったとのことで、下記の記事の切り抜きが作品横に貼られて紹介されていました。 新鮮な驚きでした。

行動経済学の本質、それは「にんげんだもの」にあった!リチャード・セイラー米シカゴ大学教授が語る新著と「相田みつを」(日経ビジネスオンライン 2009.10/06)

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「行動経済学」は「経済活動は(不完全で感情のある)人間が人間のために行うもの」だとして、従来の「完全に合理的に行動する経済人」を前提にした経済学を批判してきた、とのことですが、うなずける話。

人間が完全に損得だけで合理的に行動するなら、「年末クリスマス商戦」とか「ギフト商戦」とかありえないか、あっても年中平均したものになるはずだし、「ショービジネス」なんか成り立たないですよね。

ほんと、経済活動=人間活動で、AIやロボットだけで自己完結する経済社会というのは、SFのアイデア以外には、まあないと思います(全自動工場というのがあっても、そこで作る製品は人間消費者のためのものです)。

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